ホンダ N-ONE e: 「背伸びをせず付き合える軽BEV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
5
燃費
5
価格
5

背伸びをせず付き合える軽BEV

2025.12.6

年式
2025年9月〜モデル
総評
先進感や未来感が前面に出ているBEVが多い中、自然体でフレンドリーな雰囲気が魅力的なN-ONE e:。軽自動車らしい扱いやすさや手頃な価格は維持しながら、最大295km走行可能な実用性を取り入れています。充電は6kWまでの普通充電と50kWまでの急速充電に対応しているので、自宅でも速い充電が可能となっています。
満足している点
ホンダとして初めて、純正アクセサリーで普通充電器を取り扱い、ディーラーで工事まで完結するワンストップサービスを開始。Hondaディーラーで購入できる6kWと高性能な「Honda EV Charger」は、コネクターホルダーとコネクターが別体となっており、それそれがコンパクト設計。自宅の駐車スペースに合わせ、柱を避けて取り付けるなど、レイアウトの自由度が高いのが特徴です。本体保証も5年間ついていて安心。
不満な点
これはBEVだけに限ったことではないですが、ボタン式のシフトはブラインド操作がしにくく、暗いところでの視認性もあまりよくないのが残念。最初は戸惑う人が多いと思います。
デザイン

4

ガソリンモデルのN-ONEのフレンドリーで愛嬌のあるデザインをそのまま、あまり変えることなくBEVとしています。大きく変わっているのはフロントグリルで、普通充電と急速充電の充電口が並んで設置されており、そのパネルにはリサイクルパネルを使用。ディーラーが回収したバンパーなどの部品を粉砕してリサイクルしているので、よく見ると赤や黄色、青などが混ざっていて、そのパターンは1つとして同じものがないとか。
走行性能

5

初めて運転する人でも、何にも不安なく乗れる安心感を突き詰めた乗り味。でも、ガソリン車の軽だとちょっと不満に感じがちな上り坂や合流、車線変更などの際には、思い通りにスッと加速し、ピタッと路面に接地している安定感がしっかり感じられるところはやはりBEVならでは。アクセルペダルのみで加減速をコントロールする「シングルペダルコントロール」機能は、完全停止まで可能です。
乗り心地

5

すっきりとした水平基調で高さの抑えられたインパネ、温もりのあるシートといった、心地よいインテリアを採用しています。広さは後席でもゆとりがあり、安定感のある乗り心地。段差を乗り越えた際にもドタバタすることなく、落ち着いていることに感心しました。風切り音などもよく抑えられていると感じます。
積載性

5

通常でも機内持ち込みサイズのスーツケースくらいは積めるスペースがありますが、後席を倒せば低くてフルフラットなスペースに拡大するのがN-ONE e:の強み。サクラは段差が残ります。また、後席の座面をチップアップ(跳ね上げ)できるのもポイント。左右独立して操作できるので、片側だけ上げて背の高い荷物や、ベビーカーも入る実力の持ち主。
燃費

5

バッテリーのマネジメントをしっかりすることで、電費をのばしてくれる機能が揃っています。Honda CONNECTでは「Honda Total Care」のお出かけ前タイマー設定といった機能で、航続距離を最大化するためのサポートをしてくれるので初心者でも安心です。
価格

5

サクラより100km以上長い航続距離を実現しながら、10万円程度のアップにとどめています。補助金を使うと、100万円台から購入可能となるためトライしやすいはず。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
ホンダ N-ONE e: 新型・現行モデル

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