現行のフィットのハイブリッドエンジンと、インサイトのハイブリッドエンジンとの違いが知りたいです。 フィットのハイブリッドエンジンはエンジンとモーターの間にクラッチが付いたのでうん

Question

ぬんと聞きましたが、具体的にフィットのそれとインサイトのそれでは何が違うのですか？

よろしくお願い致します。

Answer 1

それはエンジンの違いじゃなくトランスミッションを含めたパッケージの違いだよね。
もちろんエンジンの仕様もかなり違うわけだけど、質問の内容からするとどうもIMAとi-DCDの違いについての話だよね。

わかりやすく言うとIMA(インサイトなど)ではモーターはエンジンと一体になってる。一方現行フィットなどのi-DCDはデュアルクラッチトランスミッション(DCT)と一体化してる。

当然IMAではモーターのみを動かすことは出来ないわけで、モーターで駆動しようとしてもエンジンは回っちゃう。実際にはエンジン駆動させずにモーターで駆動させる場面もあるんだけど、燃料は吹いてなくてもエンジンはモーターと一緒に回ってるわけで結構な損失になる。

一方i-DCDはトランスミッションにモーターがあって、エンジンとはクラッチを介して分離してるからエンジンを回さずにモーターを動かすことが可能。

モーターだけで動かせるんでエンジンが不得意な低速域とかはモーターで動かせるんだけど、ここで問題となるのが1モーターってところでモーターを回しながらの発電が出来ないという点。
フィットのハイブリッドなどでリコールが続出したけど、リコールのうちの幾つかは低速でモーターを回してる時に、バッテリーの残量が少なくなって、エンジンを繋ごうとした時の不具合だったりする。
つまりIMAと違いモーターの利用領域が拡大できた事により、できるだけ1モーターで広い領域をカバーしようとした事による弊害とも言える。

同じホンダでもアコードのi-MMDのような2モーターだとこのような問題はなくて、大きなリコールは起こってない。
次期レジェンドはこのi-DCD＋2モーターという構成だけど、この場合はエンジンとi-DCDのモーターで発電して残り2モーターに電力を供給できるから、フィットHVなどで問題になった点は起こりにくいと思われる。

質問者からのお礼コメント

とても、分かりやすく説明していただいてありがとうございました。

長文で回答いただいたのも評価させていただきました。

Answer 2

IMAシステム(インサイト、フィット)

「エンジン→モーター→トランスミッション」と動力源が同軸上に直列に直結しているのが特徴。シンプル、小型・軽量、低コストがメリット、逆にモーター出力だけを切り離せないのがデメリット。

インサイトでは低コストを武器にプリウスよりも安く出してきたがワンクラス上の車格のプリウスが大人気なく赤字覚悟の値下げで対抗、EV発進ができないことがアダとなり販売でプリウスに負けた。プリウスはコレで、量産効果によりコストダウンされ黒字化します。

i-DCDシステム(フィット3)

「エンジン→DCT←モーター」で動力源が並列しており、DCTの電磁クラッチによりON/OFFでそれぞれを使い分けることができるのが特徴。これでEV発進が可能になる。

※）DCT:デュアルクラッチトランスミッション

トヨタのハイブリッドは遊星ギアを使い2つの動力を混合するタイプで、その他のメーカーはトヨタの特許を避けることからもドイツ車も含めて、電磁クラッチで動力のON/OFFを行なう方式です。このクラッチが2ヵ所になるのが、主にトヨタ以外の高級車に使われるハイブリッドシステムになります。

Answer 3

インサイトなど以前のホンダのHVでは電気モーターは
エンジンを補助するだけなので一瞬でもエンジンを止めて
モーターだけで走ることはできません。

現行フィットのHVではトヨタのHVと同じように
モーターだけで車を走らすことができますので
エンジンは停止したままでモーターだけで
走って必要になれば後からエンジンが始動する
なんてことが可能です。
モーターだけでも少しは走れますので積んでいる
電池容量も大きいです。

Answer 4

i-DCDとIMAで検索してください