ホンダがフィットハイブリッドにDCTを合わせると聞いたのですが… DCTってなんですか？

Answer 1

2系統のミッションを2つのクラッチで交互に自動切り替えするトランスミッションです。
VWはDSG、AudiはSトロニック、BMWはDCT、PorscheはPDKと呼んでいます。
稼動しているギヤと反対側のギヤを事前に自動切り替えしておくことで、クラッチを交互の断続することで、変速に関わる時間が短縮できます。
概ね変速に関わる時間は0.2秒程度なので、マニュアルミッションではできない俊敏な変速が可能です。

日本メーカーが採用しないのには、以下の理由があります。
・既にCVTへ開発投資してしまったため、今更投資はリスク大。
・CVTとDCTではエンジン特性が異なり、開発コストがかかる。
(CVTは変速比がシームレスに変化できるので、エンジンは回転変動を極力抑えた設計となっているが、DCTは瞬時のギヤ切り替えに応答する回転変動特性が必須)
・2系統のギヤを切り替え際の制御が非常に難しい。変速ショック無しにギヤを繋ぐ高度な制御が必要。

日本メーカーもDCTの効率が良いのはわかっていても踏み出せません。
特にクラッチの制御技術は物凄く遅れています。

ハイブリッド車では、ホンダはトヨタにだいぶ負けています。
トヨタのハイブリッドシステムTHSは、エンジン特性もクラッチ制御も上記DCTを採用しないのと同じ理由で開発を避け、独自のプラネタリーギヤを使った動力分配方式を採用しました。
THSは燃費は優秀ですが、その他の性能を犠牲にしたシステムです。

ホンダは新ハイブリッドで、1モーター2クラッチのフルハイブリッドを投入します。
当然、効率を向上させる必要があるので、伝達効率の良いDCTを採用したと思われます。
出来栄えが見ものですけど。

(subaruobkさんへ)

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます

Answer 2

デュアル・クラッチ・トランスミッションです．

ＭＴとＡＴの中間的な機構ですが，
クラッチ操作を必要としないのでＡＴに区分されます．

ホンダのバイクでは，すでに市販されています．

トルクコンバータ式ＡＴやＣＶＴよりも燃費が良さそうです．

Answer 3

Dual Clutch Transmission のことです。

1,3,5の奇数段用のクラッチと
2,4,6の偶数段用のクラッチの2つのクラッチを持つ変速機（トランスミッション）です。