ホンダ シビックタイプRユーロ 「車名をどう解釈するか~FN2シビックタイプRユーロ~」のユーザーレビュー

並盛りジョニー 並盛りジョニーさん

ホンダ シビックタイプRユーロ

グレード:タイプRユーロ(MT_2.0) 2010年式

乗車形式:レンタカー

評価

3

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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車名をどう解釈するか~FN2シビックタイプRユーロ~

2015.7.21

総評
「タイプR」と名乗ったことと、高い車両価格が災いした悲劇の名車。
長距離・高速巡航で真価を発揮するので、サーキットや峠でのハンドリングや限界の高さを求めてこれを買うと、間違いなく肩すかし食らうかと。(いうほど走れない車ではありませんが)
わたしも最初は酷評でしたが、長距離走れば走るほど、この車の本性が見えてきて、最後は「いいじゃない、これ」と見方が変わった。

普段乗りでも楽しめて、ちょっと出かけた時に「もう少し走りたい」と遠回りして距離稼ぎたくなる車・・・と評したところで、今乗っているNCP13ヴィッツRSと、極めて似た性格であるのに気が付いた。
ヴィッツは軽いので、FN2よりもきびきび走るけど、攻め込んだ時のエンジンの味や安定性は断然FN2。(車両価格がまるで違うので比べるのはナンセンスですが)
むしろ他のシビックRよりも、自分とは相性よさそうに思ったくらい。

同じ時期に出て、同じ「シビックタイプR」を名乗るFD2とは、きちんとキャラ分けはできている。
ただ、どこがどう違うかの知識は、ディーラー側に伝わっていたかは疑問符付くので、デザインでこれ選んでガッカリした・・・という話はよく聞きます。
サーキットをガリガリ攻めるほどは走らないけど、ほどほどに峠やサーキットを走る、それよりも長距離ドライブが好き・・・という方ならば、抜群にはまる車だと思います。
ツアラー志向の車だったら、MTだけではなく、ATやツインクラッチのミッションなんかも用意できれば、また違う評価が得られていたかも。

面白い車なんですが、車両価格の高さと、内容考えたらFD2がお買い得なので、評価はちと辛目。
満足している点
ツアラーとしては非常に優秀。
どこまでも走れる。
その一方で、峠もハイペースで走れるハンドリング。
純粋なタイプRほど俊敏ではないにしても、長距離ドライブついでに楽しそうな道を見つけたのでちょっと攻めようか・・・みたいな場面では、十分期待に応えてくれます。

あと、FD2よりも「シビックタイプR」だと認識しやすいデザイン。
3ドアボディのバランスもいいし、デザインだけなら個人的にはFN2のほうが好き。
不満な点
タイプRという先入観持って乗り込むと、色々と違和感を感じずにはいられない。
デザインがかっこいいだけに余計。
グランドツアラーとしては極めて優秀だけど、「タイプRはそれじゃないだろ」と思う人のほうが多いんじゃないかな。

シビックと名乗ってはいるけど、実際はフィットの強化版であること。
足回りは4独ではないけれど、でも自分の腕では、4独じゃないからダメ・・・といえるほどのネガは感じなかった。
新車で総額300万超える車なら、ボンネットくらいはアルミ製にしてほしかったな。(実際に開けて確認)
そして決まらないドラポジ、高い車両価格。
輸入車として考えれば妥当なのでしょうけど、ホンダ車として考えると・・・ね。
デザイン

-

走行性能

-

数年前、北海道へ旅行行った際にレンタカーとして400kmほど走った時の感想。

従来のタイプRを知っている身としては物足りない。
重いフライホイールが入っているようで、アクセルに対する反応は鈍く、ステア入れてからの反応もややもっさり。
何もかもが俊敏だったタイプRの印象からは程遠い。
フィットのフロアパンにK20を詰め込んだおかげで、この系列のフロアパンお約束のセンタータンクや、そもそもエンジンルームが広くないとかで、エキマニの取り回しがきついとか。
欧州の排ガス規制に合わせている関係で、ECUもあんまりガンガン回る仕様にできないという話もある模様。
エンジン自体も、振動対策でバランサーシャフトを追加していることで、K20でも純粋なタイプRのものよりもフリクションロスが大きいようで、そのあたりの色んな要素が合わさったのが、タイプRにしてはたるいエンジンの正体のよう。
ただし、それらは「FD2までのシビックRと比べて」の話なので、最初に乗ったタイプRがこのFN2だとしたら、そこまでネガな印象は抱かないかも。

たるいとは言ったが、このおっとりして振動のないエンジンが、北海道のような信号のない道を延々と巡航するような場面で効いてくる。
重いフライホイールも、巡航中に緩い坂に差し掛かった時のように、シフトダウンまでは必要なくてアクセルの踏み足しだけで済ませたいような場面だと効いてくる。

たるいと思っていたエンジンと足も、VTECのハイカム側に入る領域だと印象が違ってくる。
足もよく粘り、タウンスピードたともっさりしていたのが「思ったよりやるじゃない」と思うくらい。

サーキット鬼攻めするには物足りないけど、グランドツアラーとしては実に優秀。
その「鬼攻め出来る車」を期待してこれ乗ると、物足りなく思うかも。
極端にたとえると、カレー食べたくて頼んだら、ハヤシライスが出てきた感じ。
ただし、ハヤシライスとしてはなかなか上手くて、後になってから、期待していた味が出てくるような感じ。
この例えで伝わるかなw
なので、「日本のタイプR」とは味がちと違う、というのを受け入れられるかどうかが、この車と付き合うカギになるんじゃないかと。

FD2の超絶ドライビングマシーンっぷりはすでに書いたが、あれで馴染めない、やりすぎと感じて、でもホンダのスポーツ車を味わいたい・・・という方は、むしろこのFN2を奨める。
「タイプR」というよりは、GTとかユーロRという名前のほうが似合っていたかも。
乗り心地

-

ガチのタイプRほど悪くなく、でも適度に突き上げ感はあったw
FD2ほどではないにしてもボディ剛性はあったし、俊敏すぎない適度なだるさが、ロングドライブでは効いてくる。
ただ、ホンダ系スポーツカーに共通するドラポジの散りにくさはこのFN2も例外にもれない。
結局ドラポジがしっくり合わず、2段メーターの上側が、ステアリングに隠れて見えないポジションを強いられた。
周囲にホンダ系スポーツカー乗っている知人は多いけど、みんな例外なくステアリングを前に出したり、着座位置調整などを強いられている。
そもそも左ハンドルに合わせてあるのか、シフトノブの位置もどうにも合わず、最初に発進しようとシフトノブへ手を伸ばしたらスカってしまった。
EP3のインパネシフトの神っぷりを知っていると、猶更違和感。

でも、ツアラーとしては優秀だったようで、助手席の友人との会話は辛くなかったし、100km・200km走るのが当たり前の北海道の移動は楽しめた。

この車の比較対象は、国産よりも、ゴルフGTIやプジョー208あたりが順当かもしれない。
積載性

-

3ドアとはいえ、ボリュームのあるボディサイズ。
フィット由来のセンタータンクのおかげで荷室も広く、旅行するには全く不満はなし。
燃費

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渋滞と信号だらけの関東の道とは比較にならないほど気持ちがいい北海道の道。
した道も高速も気持ちよく巡航できて、ほとんど渋滞もなかったことで、リッター16kmくらいは
走れていた記憶。
価格

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故障経験

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