後世や世界に誇る、日本の一台
5月の受注締め切りに駆け込みで注文しました。
先日納車され、1,000㌔乗った感想です。
きっかけは約1年程前の試乗でし
2010.8.30
- 総評
- 後世や世界に誇る、日本の一台
5月の受注締め切りに駆け込みで注文しました。
先日納車され、1,000㌔乗った感想です。
きっかけは約1年程前の試乗でした。
当時1年後の車両乗り換えを考え、色々と物色していたところ。
その時の候補は
・アウディA4アバント
・Q7
・BMW X5
・レガシィツーリングワゴン
個人的にはA4アバントが第一候補でしたが、ナビ等の理由から決断するまでには至らず。
そんな時このユーザーレビューを見たことが試乗のきっかけでした。
当初は「ほんとかぁ?」と半信半疑、「そうはいってもシビックなんだろう」と。
個人の偏見もあるかと思いますが、正直私が『シビック』という車に抱く感想は、
・ファミリーカー
・好燃費
・ハイブリッド
こんな感じです。
ベース車両がファミリーカーである以上『R』の赤エンブレムもちょっと背伸びしてるような。
NSXとはその素性、スポーツカーとしての純度が違うでしょう。
そんな自分がまさか購入にまで至るとは、当時の自分は知る由もありません。
あくまで庶民的な個人での感想ですので、参考までにご静読いただければ幸いです。
- 満足している点
- 先に項目を挙げます。
・エンジン
・純正ナビ
・各種収納
・保険が意外と安い
・シフトフィール
・クラッチミート
・車両価格
・HONDAのこの車に対する考え方
・開発者の意気込み
・HONDA『旧世代型』自動車の一時閉幕車両
エンジンは皆さんの言われるとおりだと思います。やはり一番驚いたのはコレでした。タコメーターは5,800回転から弾け飛び、その加速と演出には感動。かといって3,000回転あたりの使いやすさも◎です。
純正ナビ、結構賢いです。Bluetoothでインターナビに接続できること、ナビは最良かつ、到着時間もかなり正確です。あとマイクボタンを押しての音声認識システムは何かと便利ですし、かなり融通がききます。
各席ドリンクホルダーはありますし、使い勝手も確保されていると思います。ベースがファミリーカーであるメリット?
これもファミリーカー生まれのメリットか、他のスポーツカーと比べても保険が安いと思います。
シフトフィールは今まで乗った中でも最高クラスです。2→3は若干渋いですが、少し手を加えると劇的に良くなります。
クラッチはとても穏やかかつスムーズです。平らな路面で穏やかにつなげればアクセルを開く必要なく繋がります。勝手な想像とは違い、いい意味で予想を裏切られました。
この装備内容でベース車から60~100万程度の上乗せは凄まじい企業努力だと思います。
書き込みにあるように『万人向けスポーツカー』ではありません。友人が日産のZを所有していますが、他人にオススメするのは間違いなくZです。「好きな人が納得して買ってください」というメッセージが感じられます。
私が感じたのは『速い』というより心が『ワクワク』する車です。「HONDAという会社はここまでやれるんだ!」という意気込みを感じます。
仮に、昨今のハイブリッドカー等を『新世代型』、エンジン動力オンリーの高出力車を『旧世代型』自動車と呼ぶとすれば、HONDAにおける旧世代型自動車の一時幕引きを告げる生産中止だと思います。交友のあるホンダ社員の方も「これからの100年の為…」なる通達を受けたと聞きました。その話しを聞いて近年の急速な『エコカー転換』にも納得。過去を肯定し、未来を生きるための新たな一歩。その足跡のひとつとしてこの車は存在しているようにも感じます。
- 不満な点
- 先に項目を。
・小回り
・エンジンのプッシュスタート
・盗難の防止
・ルームミラーからの後方視認
小回りはききません。前車のBH5は四駆でしたが、感覚的にはほぼ同等です。
試乗の際、一番最初に驚いたのはプッシュスタートでした。何かメリットはあるんだろうか。
よく盗難の話しを耳にします。後付セキュリティーで約150,000円、これでもかなり無理を聞いていただきました。本当にありがとう。
後方視認性を下げている最大の理由はリヤWです。ちゃんと法廷速度を守らないと、ウィングに隠れて覆面Pがすぐそこ、なんてことが起こります。
皆さんがよく言われる乗り心地はあえて長所とも短所ともしませんでした。確かに街乗りには向かないでしょう。ちょっとした路面の凹凸もしっかりと拾ってくれます。ただ個人的にはそれも演出、キャラクターと思えば可愛いものです。
最後に…
今回の車両乗り換えに際し、決めた事があります。
それはこの車を20年、30年と大切にすること、愛情を注ぐこと。
車好きですので、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェやBMW、AMG等々とても興味があります。大好きです。雑誌を眺めているだけでも楽しい。
ただし、私はいわゆる『庶民』ですので、購入するだけの経済的ゆとりはありません。仮にどなたか譲って下さっても、あまりに大切すぎて車庫で眺めているだけになってしまうかもしれません笑。
そんな私でも手にすることができる、楽しく大切に『乗ることができる』車がこのタイプRだと思います。
30年先の未来、自動車というものがどんな存在であるか、今の私では想像もできません。
ただ、仮に今と同じようにガソリンでこの車を走らせることができるのならば、その時はまだ見ぬ自分の息子に自動車文化の素晴らしさ、『人馬一体』の楽しさが伝えることができたら、そんな幸せなことはありません。この車は自分の意思では手放しません。今後車両を買い足す為に頑張って働きます。前述したような素晴らしい車が買える経済状況であれば嬉しいですが、軽自動車かもしれません。でも軽自動車も素晴らしいと思います。どんな車が隣に並んでいたとしても、運転することの楽しさを伝えるにはこの車だと。
このご時世、このような車を世に残してくれたこと、無理なお願いにも関わらず愛車を用意して下さった全HONDA関係者の皆様に感謝感謝です。
大切に乗ります。
本当にありがとう。
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