レシプロエンジン最後のR!?
某雑誌でホンダ=TypeRではない!と書いていたジャーナリストがいましたが、私の中ではホンダ=TypeRという式はあなが
2010.9.24
- 総評
- レシプロエンジン最後のR!?
某雑誌でホンダ=TypeRではない!と書いていたジャーナリストがいましたが、私の中ではホンダ=TypeRという式はあながち間違っていないと思う。これが最後のレシプロエンジンのみの国内仕様TypeRになるでしょう。
NSX-Rから始まったTypeRだが、庶民が楽しめるTypeRということでDC2RよりFFにて販売され、人気を博した。DC5に進化したとき、試乗をしたが何とも牙が丸くなったなぁという印象でDC2Rより乗換する気が起こらなかった。
結婚して子供も出来、古くなり修繕費が増える傾向のDC2Rの乗換を検討しているときに、シビックRが復活すると雑誌やディラーからの情報で知っていたが、嫁が次はファミリカーと怖い顔で睨んでいるので買えるわけもないと思い、ストリームを検討。しかしFD2Rの試乗車があるとディラーから連絡を受け、一度乗るだけ・・・のつもりで試乗・・・。はい、きっちりハマリってしまい、ほしい!という購入心を鎮火できず嫁を猛説得した結果、どういう風の吹き回しかOKが出て購入しました。
ほんとDC5のK20Aでは味わうことの出来ないほどVTEC後のパンチ。これが購入のすべての理由と言っても過言ではない。初代のFD2RはまさにDC2Rへ先祖帰りしたと言っても良いくらいハードになりこれぞTypeR!となって帰ってきてくれた。足回りもかなりハードだけど、DC2Rの乗っていたので全然苦にならず、これが嫌なら買わなくて結構という開発陣の思いが理解できる。
嫁の対策のため足はモデューロにはしたが、モデューロでも十分ハード。むしろリアのバネレートは純正より上がっているくらい。
ミッションも節度感がよくFFとしてはほぼ完成の域。そういうすぐにFRと比較して馬鹿にする人がいるが方式が違うのだから、お門違い。
ハンドリングはFFとしてはすばらしい限り。ただ、小さいコーナーは苦手でDC2Rなどの方が速い。
DC2Rのときはフロントで曲がっていた感があったが、FD2Rはリアが重要でリアのセッテイングで車の挙動がかなり変わる。フロントのみノーマル、リアにスタッドレスだとまっすぐ走りません!
総評
家族車とするには家族の理解が必要だけど、子供(女児2名)には特に問題もなく我が家は嫁だけ。ただ、スポーツ性は2Lクラスでは抜群。まさにサーキットを走るための車。最後のレシプロエンジンRを大切にしていきたい。しかし是非ホンダには排ガス規制をクリアしたレシプロエンジンRを出してほしい。
- 満足している点
- ・まずはエンジン。これがすばらしい。B18Cも荒々しく良かったが、このK20AはそのB18Cをもっと高級にしたようなエンジンで、吹け、パワー感、トルクともに気持ちいい。
・車重は車の大きさに比べ軽量な部類で、振り回す事が可能。
・専用タイヤの出来が良い。このタイヤでサスなどのセッティングをしているの社外のハイグリップだとあのすばらしいハンドリングがマイルドになってしまう。
・燃費は大人しく運転すれば距離によるけど9~12Km/L程度なので車の性格を考えると良い。
・足はサーキットターゲットなので走りが大好きな私には良好。
・この戦闘力でこの値段はリーズナブル。
・住友製だが一応ブレンボ
・純正のマフラーが意外に野太い音を出してくれる。
・純正LSDの効きが比較的良い。
・きびきびとしたハンドリングでFFらしさがあまり出ておらず、特に純正タイヤを履いていると面白いように曲がっていく。
・コーナリング限界が高い。ただし限界を超えると怖いスピード。
- 不満な点
- ・嫁には足の硬さが不評・・・。モデューロで減衰を一番弱くして助手席ならOKな模様。
・ECUでかなりエンジンのレスポンスやパワーを押さえてる。過剰に保護されてる。リスクはあるがECUを変えると吹けパワーとも更に素晴らしくなり、かつ燃費も向上。
・エンジンの熱保護が過剰。もうちょい低い温度で安定するような冷却系にしてほしい。すぐにパワーダウン・・・。
・後席が2人のりで3人乗れない。
・最小回転半径が大きすぎ。狭い路地などは曲がりきれないことが多い。あとUターンが相当広い道路でないと1回で出来ない。
・お金をかけずに軽量化していのは良いが、できればボンネットはアルミにしてほしい。
・シートがレカロから内製になってしまった。せめてオプション設定がほしい。
・DC2Rも電動格納ミラーがなかったので慣れてるが、マイチェンでつけてくるくらいならわずか500g程度の軽量化なら最初から装着してほしい。
・純正タイヤがめちゃ高い上、硬いので釘などの金属がすぐに突き刺さる。
・純正タイヤがかなり神経質で空気圧管理を怠るとバーストやサイドウォールが変形などする。
・リアサスがバネとダンパーが別になっているので、車高調を導入した際に車高調整やバネレート変更が安易に出来ない。
・狭いエンジンルームで整備性が悪い。
・クラッチがすこし軽すぎ。せめてトヨタのスポーツタイプ程度の重さにしてほしい。
・電子スロットルの味付けが不自然。踏みに込みに対しリニアではないのが不快。
・Aピラーがねているの視界が妨げられる。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験