ホンダ アコード 「Honda SENSING 360+国内初搭載車」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西村 直人
西村 直人(著者の記事一覧
交通コメンテーター
評価

5

デザイン
5
走行性能
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乗り心地
5
積載性
5
燃費
5
価格
5

Honda SENSING 360+国内初搭載車

2025.6.27

年式
2025年5月〜モデル
総評
世界の車両販売における主流はSUV、日本ではミニバンや軽自動車が台頭して久しい。アコードはセダンボディのみで北米市場を中心に販売を伸ばしている。やはり一定の需要があるのだ。初代アコード(ハッチバックが1976年、セダンが1977年)から数えて11代目にあたる現行モデルに高度運転支援技術「Honda SENSING 360+」が搭載された。
満足している点
中国市場に次いで日本国内に導入されたHonda SENSING 360+は、従来のHonda SENSING 360の機能向上版だ。もっとも大きな違いは条件が整うと、ハンズフリー走行(自動化レベル2のB2カテゴリーに準拠)が可能な点。トヨタ/レクサスや日産(高速域も可能)、スバルの一部車種(50km/hまで)にも、法的に使用が認められているハンズブリー走行機能があるが、Honda SENSING 360+ではレベル3のHonda SENSING Eliteで培った要素技術を用いて精度の高い運転支援を実現した。
不満な点
誤解を恐れずにいえば、セダンボディであることだ。2モーター式ハイブリッドシステムであるe:HEVによる走行性能や燃費性能はすばらしいし、流麗なクーペルックでありながら居住性能も十分。後席も広くショーファードリブンとしても使えそうだ。しかし、セダンというカテゴリーに属していることから、自ずとユーザー層が狭まってしまった。セダン全盛の時代であれば間違いなくヒット作として名を馳せているだろう。
デザイン

5

賛否あるデザインだが筆者は高く評価している。狙いはわかりやすく、ボディ全体はシンプルな面構成を組み合わせた。画像ではヌメッとしているが、実車はとてもグラマラス(立体的)でボディサイズ以上に存在感あふれる。ボディカラーでも印象を大きく変えるデザインで「プラチナホワイト・パール」を選ぶと薄型LEDヘッドライト部分が強調され、一層精悍だ。内装は2020年あたりから続くHondaデザインで、水平ラインを軸にしたインパネ形状により、デザイン性と視界の広さを両立させた。
走行性能

5

昭和のスポーツモデルを表す言葉に「羊の皮を被った狼」という表現があったが、アコードは現代のそれだ。見た目からは想像できないハンドリング性能を支えるモーションマネージメントシステムや、電子制御で減衰力を調整する可変ダンパーによる優れた乗り心地、そしてe:HEVの高出力駆動モーター(184PS/335N・m)による滑らかな走行性能の組み合わせは、まさしく走りのHondaそのもの。掛け値なしで「シビックタイプR」に次ぐコーナリングマシンだ。
乗り心地

5

電子制御可変ダンパーはその調整幅が広く、コンフォートモードでは235/45R18の豊かなエアボリュームを活かした重厚な乗り味を実現。見た目や、空気抵抗抑制を狙った幅狭化により、このクラスでは19インチ以上のホイール装着が増えているが、乗り味とランニングコストの上では18インチが一枚上手だ。スポーツモードでは適度なダイアゴナルロールを許しながら、減衰力を連続可変的(1/500秒ごと)に調整するが、乗り味が極端に悪くなることはない。ノーマルモードはやや乗り味に振ったセッティングだ。
積載性

5

アコードは広大なトランクルームも美点だ。9.5インチのゴルフバック3個+10インチのゴルフバック1個を積載した上で、さらに小物を積み込むスペースが残る。後席には大きな開口面積をもったトランクスルー機構があり、これを活用すれば大きめのタンスですら収納可能。後席中央のアームレスト部分のみのトランクスルー機構も備える。
燃費

5

e:HEVはエンジン直結モードを備えるシリーズハイブリッドであるため、シリーズ式の弱点とされる高速道路を連続走行でも燃費数値が悪化しないという。そこで1500kmのロングランを行った。高速道路も1000km近く走行している。結果、23.5km/Lを記録した。カタログのWLTC値では23.8km/Lなので、狙い通りの性能を発揮したことになる。搭載エンジンは直噴化された直列4気筒2.0Lでレギュラーガソリン仕様。ランニングコストも優秀だ。
価格

5

標準モデルの「e:HEV」が559万9000円で高度運転支援技術はHonda SENSING 360。上位グレードの「e:HEV Honda SENSING 360+」は、その名の通り360+を備えて599万9400円。額面の上では高価だが、両グレードともにGoogleを搭載したナビまでついて、実際の乗り出し価格はHonda SENSING 360+であっても616万6610円(HondaのWebサイト上の概算試算値)。納車待ちも少ない。
西村 直人
西村 直人
交通コメンテーター
WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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