かつてのマツダとフォードの関係と、現在のマツダとトヨタの関係の違いを教えてください。

Answer 1

かつてのフォードはマツダの株の1/3以上を保有する実質的な親会社で、「潰れかけのマツダに資本を投入して助けてやったんだから言う事は聞いてもらうからな」という関係でした。フォードはマツダの株で利益を得ようとしたので、工場を閉鎖させたりRX-7の後継車を4ドアの4人乗りにしろと命じてきたり、フォードが開発したグローバルプラットフォームをマツダに使わせたり、一部フォード車の生産をマツダに委託したりしました。

トヨタのマツダに対する出資比率は5％程度で、マツダもトヨタ株を同じ金額だけ買って0.25％を出資しています。「真っ向から対立する敵同士ではないから、協力できる分野では協力しようね」というような関係です。なので、両社の関係は今のところは商用車や海外でのコンパクトカーの供給くらいに留まっています。