ジャガーを欲しいと思い、新車では買えないので、中古サイト見てても、ベンツやBMWと違い、球数少なくないですか？まあ同じ年式同じ距離同じグレードでも値段にかなり開きがあります。そして、古くなってる車がベン

Question

ツやBMWだとゴミみたいな値段になってますが、ジャガーはあんまり安くやってないというかあがってます。
ここで質問なんですが、特に車種は決まってないのですが、買うならどの時代あたりのジャガーがよいですか？予算的に現行は無理なのと、ＦＦのXタイプは外したいです。

Answer 1

ジャガーはもともとドイツ車と違い、売れたが恐ろしく少ないので、残っている車も少ないです。特に2000年代以降のジャガーはモデチェンしたXJの不評で全く売れておらず、球数は極めて少ないです。

時代別に大まかに分けて説明しますと

・1988-1994
デイムラーダブルシックス
XJS
XJ40（角目のXJシリーズ）

やっとフォードが経営に絡み始めたころのジャガーです。まだ手作り感が強く、コストも深く考えずに作っていたので、古臭いですがクラシックカーらしい味が濃く残っており、機械的にもまだコンピュータ制御の度合いが少ないです。
古い車に得意な車屋を行きつけにすることができれば、ディーラー無しで維持が可能です。
ただしV12エンジンはやや維持が面倒ですので、6気筒モデルのみ（XJS 4.0 またはXJ6）おすすめします。
購入後50万程度整備してやれば、意外にも日常の足として信頼できるレベルの車になります。非日常感が非常に強い車です。


・1995-1997
X300（XJシリーズ、最後の直6/V12）
XJS

フォードが大きく改革を加えた最初の世代です。これより前の時代の品質感を残しつつ、日本製の電気系統・エアコン等を採用して信頼性をぐっと上げた車です。
運が良ければ（店や前オーナーの整備がしっかりしている）そのままでも、運が悪くても購入後数十万程度整備してやれば、日常の足としてガンガン乗れる車になります。こちらも直６モデルのみお勧めです。


・1997-2003
XK8 / XKR
X308（XJ8/XJR）

フォードの改革が本格化し、エンジンもフォードと共同開発になりました。多くのフォード部品が流用されています。
エンジンマネージメントも一気に近代化されましたが、そのせいでコンピュータ関係のトラブルが割りと多くあります。しかもディーラーのダイアグにかけないとわからないトラブルも出てき始めています。
ABSのトラブル、ATのトラブルは定番です。R以外はATがほぼ必ず死にます。水回りもトラブルがあります。エンジンもライナーの問題よりも深刻なタイミングチェーンテンショナーの問題があり、交換しないとテンショナーがだめになってチェーンがコマ飛びし、エンジンが終了するという恐ろしい持病があります。整備履歴がはっきりしている場合を除き、あまりお勧めしません。過去上の問題をクリアしているような個体であれば悪くない選択になります。また、4.2LになったXKはオートマももう少し壊れにくい6ATになっているので、これも4.0よりおすすめできます。


・1999-2002
Sタイプ初期

初めてフォードのプラットフォームを使ったジャガーですが、初期モデルゆえのトラブルが頻出し、評判がガタ落ちになる元になった車種です。マイナーチェンジしたこのあとのSタイプの値段がかなりこなれてきた今、あまりお勧めしません。


・2003-2008
Sタイプ（マイナーチェンジ後）
X350（アルミボディのXJ）
XK（２代目）

いずれも足回りやエンジン、ATは共通部品が多いのですが、サスペンションアーム関係に多用されたピロボールのブーツ破れが一番の問題です。ブーツだけ社外品で交換できれば、整備費まで考えても15万程度でなんとかなると思います。純正品ですと平気で100万コースになります。
XJはエアサス関係もトラブルのもとです。エアスプリングのみならずコンプレッサーもだめになります。ATもごくたまにトラブルになることがありますが、あまり大きく心配することはないと思います。
この時代になると大分古いジャガーが持っていた非日常感は薄まります。どのモデルも、出たばかりの年式を避け、モデル中期以降を選ぶ方がいいです。


・2007-
XF

Sタイプをベースにモデチェンしているので、極初期の車のマイナートラブルを除けば意外と壊れないようです。上と同じく、極初期のモデルは避けたほうが懸命です。

Answer 2

予算が分からないので何とも言えませんが前のモデルのＸＦなんてどうですか？
２０１１年までの初期型なら乗り出し１５０位でたくさん有りますよ

Answer 3

ジャグァーは、日本国内では乗っていませんが、
英国でXKに乗っていた時期があります。

日本で「ゴミ値段」のジャグァーが少ないのは、
メルセデスやBMWほどの販売台数がないことと、
車のことを良くわかっている、メルセデスやBMWよりも
車が好きが人が選んでいるからだと思います。
しかし、まったくないわけでもありません。
あまり安価なジャグァーは避けた方がいいですよ。

耐久性は、ドイツ車にくらべ、やや落ちる感じで、
トラブルも多いです。
大きな故障はそれほどありませんが、つまらない小故障を
しばしば起こします。
特に、ちょっと走ってすぐ止まるを繰り返す日本のような
使い方が苦手な感じ。
一気に長距離とか、毎日100km以上走るのに向くのでしょう。
距離が伸びていても、その方が車として安定しています。

セダンかクーペか、どちらにするかですが、
信頼性は大きく違わないでしょう。
経営がインドTATAに移った後の方が、機械的な信頼性は
アップしているように思えます。
しかし、それらはまだまだ高価ですね。

たとえばXKなら排気量が4.2Lになった年式の方が良いでしょう。
AJ-V8エンジンは、初期の4.0Lはライナーレスのシリンダーで、
ヨーロッパのガソリン（北海油田の硫黄分が少ないもの）には
良いのですが、日本のガソリン（中東産で硫黄分が多い）では
故障が起きやすいからです。
個人的には初代の温和な顔つきが好きですが、二代目の方が
安心感はありますね。