ダイハツ タント 「ライバルよりも割安な1台」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

瓜生洋明
瓜生洋明(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
2
走行性能
3
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
4

ライバルよりも割安な1台

2025.3.3

年式
2024年10月〜モデル
総評
ライバルがフルモデルチェンジを果たすなか、タントは2019年に発売されたモデルが継続して販売されている。それによるデメリットもないわけではないが、結果としてライバルよりも割安というメリットも生み出している。また「ミラクルオープンドア」の魅力は健在であり、ファミリー層を中心にまだまだおすすめの1台と言えるだろう。
満足している点
「ミラクルオープンドア」をはじめとする使い勝手の良さは魅力的。この点は、ファミリー層はもちろん、アクティブな趣味を持つユーザーやビジネスユーザーにもメリットとなりそうだ。また、ライバルであるホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」よりもやや割安であるのもタントの大きなポイントと言えそう。
不満な点
ライバルと比べてやや古さを感じざるを得ない。特にエクステリアデザインではその傾向が顕著だ。
デザイン

2

タント/タントカスタムともに、エクステリアデザインは少し古さを感じてしまうことが否めない。このあたりは、フルモデルチェンジでの刷新に期待したいところだ。一方、インテリアは質感も機能性も悪くない。特に、タントカスタムの高級感あふれるインテリアは特筆すべきポイントだ。
走行性能

3

まるで遊園地の乗り物かと思うほどの広い視界は、運転に不慣れなユーザーにも安心感を与えてくれることだろう。その一方で、セダンなどに慣れたユーザーはかなりの違和感を覚えるかもしれない。走りについては、良くも悪くも軽自動車といった感じだ。ただ、かつての軽自動車に比べれば、加速感や高速時の走行安定性も改善している印象。このあたりは「DNGA」プラットフォームの恩恵を受けていると言えそうだ。
乗り心地

4

やはり軽自動車だけあって、路面からの突き上げや静粛性といった点はそれなりだ。しかし、それを補って余りあるほどの広大な空間が魅力で、特に後部座席の快適性は格別だ。また、運転席と助手席の背面に備え付けられたテーブルも、車内で過ごすうえで地味にうれしい。
積載性

4

車名の由来のとおり(イタリア語でとても広い・たくさん)、積載性はタントの大きな魅力だ。物理的な広さもさることながら、デッキボードの脚を立てることで2段積みが可能となったり、「ミラクルオープンドア」によってスライドドア側からも荷物を積載しやすかったりという点は、タントならではのポイントだ。
燃費

3

ターボ(2WD)/ノンターボともに、カタログ燃費は20km/Lを超える(eco IDLE非装着車を除く)。ライバルであるスズキ「スペーシア」と比べるとやや劣るが、その差はそれほど大きくはなく、乗り方次第で逆転することも不可能ではないだろう。
価格

4

2024年10月の一部改良の際に多少の値上げがあったものの、148万5000円〜という価格は魅力的だ。タントはフルモデルチェンジからやや時間が経過しているとはいえ、ライバルであるホンダ「N-BOX」やスズキ「スペーシア」と比べても全体的に割安であるという点は、タントの大きな強みと言えるだろう。
瓜生洋明
瓜生洋明
自動車ジャーナリスト
1987年生まれ。大手IT企業や外資系出版社を経て2017年に株式会社ピーコックブルーを創業。現在では平均年齢25歳のメンバーとともに毎月300本超の記事を配信している。愛車のボディカラーを社名にするほどのエンスージアストだが、新しいテクノロジーへの関心も強く、最新モデルは常にチェックしている。
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