ダイハツ ロッキー 「気になる点は多々あるが性能はいい」のユーザーレビュー

気になる点は多々あるが性能はいい

2020.7.12

総評

車体性能だけで見ると凄くまともでいいクルマだと思います。
ただ、細部の作り込みが甘く実際に所有して乗るとなると色々と苦労しそうです(^^;

エンジン特性・足回りの味付け・CVTでの変速操作、これらに関してはよく出来ていて意外なくらいに扱い易くて面白い。
逆に車内側のペダル配置・シート・アームレストの位置に関しては何でその仕様にしたのが疑問に思うくらいに癖があります。
ペダル配置が左に寄っていて一般的なクルマに乗る感覚で操作しようと思うとブレーキの位置にアクセルがあってフットレストの位置の右隣くらいにブレーキがあるようなイメージ・・・。
左足ブレーキの練習にはいいけど普段使いにはダメじゃないかと思います。
シートは固く長時間の運転には適していないです。
20分程度の試乗で首と腰にきたのは初めてでした・・・。
最後にアームレストの位置が凄く悪い。
シフトノブを触る時に若干邪魔に思うけど慣れれば大丈夫かと思いましたがサイドブレーキを引く時にやっぱり邪魔だなこれ！ってなりました。
サイドを引こうとするとアームレストに腕が当たって痛い・・・。
アームレストでサイドが隠れて運転中の視界から見え難い。
サイドの位置そのものは悪くないのに周辺の物の配置が悪くて非常に残念。

販売される際に何で改善されなかったのか分からないような点もありますが、車体性能・パッケージングは優秀だと思いますね。
この見た目で車重980kgにエンジン出力98psのトルク14.3kg・mあるので割と面白いです。
走りは軽快で4輪の接地感がしっかり伝わってくるので操る楽しさもあります。
欠点を気にしない人にはオススメしたいクルマです。

満足している点

・1Lとは思えないくらいトルクフル
・見た目に似合わず軽快な挙動
・CVTでの変速に違和感がなく扱い易い

不満な点

・ペダルが中央に配置されていて不思議な感覚（普通のクルマのペダル配置よりも左寄り）
・シートが固く乗っていて疲れる
・アームレストの位置が非常に悪くシフト操作時とサイドブレーキを引く際に邪魔

デザイン

-

走行性能

-

パワーは車重に見合っただけ出ているので非力さは感じない。
逆にトルクがあるので力強さを感じる。

車重の軽さが効いているので挙動が軽快でよく走る。
シフト操作にも違和感がないので積極的に変速していっても面白い。
シフト操作に関してはコペンのCVTと同じようなイメージですね。
ロッキーにはパドルシフトが無いので変速時にはシフトノブを操作する必要があるのが少し手間ではありますがMT操作に慣れていれば時に気にならないかと思います。

乗り心地

-

足は若干硬めでギャップの突き上げ感は少しあります。
ただ、突き上げそのものがキツイというよりはシートで衝撃を吸収せずに伝わってくるのが不快に感じます。

静粛性・振動に関しては特に気にならなかったです。
ヴィッツと同程度のレベルではあると思うので過度の期待は禁物ですけど普段使いで不満が出る程ではないと思いますね。

乗り心地とは関係ないかもしれませんが車中泊をすること前提で使う際には割り切りが必要になると思います。
車内の広さは最終型のヴィッツと同程度なので凄く広いという訳では無いため、全身をリラックスさせて就寝するような使い方は出来ないと思います。
イメージとしては後部座席を倒し、助手席を限界まで前に寄せて場所を確保して寝袋に入って寝る・・・というような就寝方法になると思います。
クッションを敷いて就寝するようなやり方も出来なくはないと思いますが、その際はアームレストが邪魔になるような気がします。
あれの意外と高さがあって絶妙に邪魔しそうな気がしますので注意です。
車中泊も出来なくは無いけど快適に過ごすのは難しいと思います。

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験