ダイハツ ハイゼットカーゴ 「軽1BOXバンとしてソツない仕上がり」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

国沢 光宏
国沢 光宏
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
3
走行性能
1
乗り心地
2
積載性
4
燃費
1
価格
3

軽1BOXバンとしてソツない仕上がり

2021.3.14

年式
2010年8月〜モデル
総評
軽1BOXバンとしてソツない仕上がりなのに加え、価格の安さは評価できる。ただハイゼットトラック同様に自動ブレーキの性能だけは早急に現代の水準に引き上げてほしいところ。販売台数の多い軽商用車の安全性を引き上げる意義は大きいのではないだろうか。
満足している点
ハイゼットトラック同様にミントグリーンやライトブルーといった明るいボディカラーを選べることと、樹脂バンパーのグレードではバンパーのコーナー部分だけを交換できるので、損傷した際の修理代が安く済む点は有難い。
不満な点
ハイゼットトラックに先行して、軽1BOXバンとしては初めて自動ブレーキを搭載したのはよかったのだが、その性能が現代の水準に全く届いていない点と、他のダイハツ車同様エンジンに若干の古さを感じることが惜しい。
デザイン

3

軽1BOXバンとしてはオーソドックスながら、2017年のマイナーチェンジでフロントマスクがシャープなものになり、軽1BOXにしては存在感の強いスタイルとなったことに好感を覚える人は多いのではないだろうか。
走行性能

1

NA車は一般道中心なら問題ないが、高速道路を多く使う人は力不足を感じると思う。その場合はターボ車もクルーズターボの1グレードながら設定されているので、劇的に動力性能が向上するターボ車を基本に考えるべきだ。
乗り心地

2

NA車を含むクルーズ系以外のグレードは荷物を運ぶことを優先することもあり、硬さを感じるシーンもあるが、許容できる範囲だ。クルーズ系は乗用ユースも想定しているようで、リアシートに乗っても不快感を覚えることは少ない。
積載性

4

軽1BOXバンとしては標準的な積載性ながら、普通の人ならほとんどのものを運べるだろう。またクルーズ系以外のグレードでは助手席を前方に倒せる機能も備えているので、大きなカーペットのような超長尺物を運ぶことも可能だ。
燃費

1

ハイゼットカーゴは車重が900kg以上あるため、実用燃費はNA、ターボともに13km台とあまり変わらず、ターボのデメリットは少ない。また軽1BOXバンは車重の重さもあり、燃費は軽トラック以上に良くない傾向なのも覚えておいてほしい。
価格

3

エアコンと自動ブレーキが付くスペシャル“SAⅢ”は2WDのATで109万4500円と、軽トラックとの価格差は意外にない。そのためスペースを中心とした実用性という観点で見れば、日本一お買い得なモデルといえるかもしれない。
国沢 光宏
国沢 光宏
自動車ジャーナリスト
東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。
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