シトロエン C5 セダン 「街中や高速道路でのソフトかつフラットな乗り心地と、ワインディング・ロードでのスーパーハンドリングの両立は、想像をはるかに超える二面性の両立。 そ」のユーザーレビュー

街中や高速道路でのソフトかつフラットな乗り心地と、ワインディング・ロードでのスーパーハンドリングの両立は、想像をはるかに超える二面性の両立。 そ

2015.1.14

総評

街中や高速道路でのソフトかつフラットな乗り心地と、ワインディング・ロードでのスーパーハンドリングの両立は、想像をはるかに超える二面性の両立。

その味付けから私にとってはシトロエンC6よりC5が総合的に好ましい。しかもほとんど半額。

現在新車で買えるセダンの中で、私にとって最高のクルマ。

満足している点

このサイズのセダンとして最高のハンドリングと乗り心地の両立。これはハイドラクティブ３プラスの効果に加え、フロント：ダブルウィッシュボーン、リア：マルチリンクという極めて贅沢なサスペンションの構造自体の貢献も大きいと想像。常にタイヤが路面に正しい角度で接地しているという実感が伝わってくる。

繊細かつ非常にコントローラブルなステア・フィール。エアバッグなどを仕込んだ余分な重量物であるセンターパッドをステアリング･ホイールから切離した結果、ステアリング・ホイールに極めて豊かな路面情報が伝わってくる。センターパッド固定をギミックと捕らえるのは完全な理解不足であり、これによりドライバビリティーが劇的に向上している。

サイズもフィット感も極上のシート。特に私の仕様はサイド･サポートが革、中央部分が滑りにくく伸縮製が高いファブリックで、個人的には理想の組み合わせ。

低速で流す時はディーゼルのようにどこまでもジワジワ粘り、ひとたび回転を上げると小排気量4気筒らしい軽快なレスポンスを楽しめるBMW設計のエンジン＋アイシン製６A/Tの組み合わせ。このエンジンのおかげで、C5前期型のV6より約150kg軽く、これが加速性能にもハンドリングの軽快感にも大きく貢献していること、比較試乗して実感。

上記の総合的な結果私の経験上では、山道の楽しさはBMW３シリーズ以上、高速道路での長距離クルージングの快適さはメルセデスSクラス以上。フラット感抜群の乗り心地。ソフトなのではなく、フラットであることが身上。

パッと見、アウディかBMWかという没個性に見えるにもかかわらず、見れば見るほど独自の造形の塊であることがわかるスタイリング。全身でシトロエンを表現しているC6はもちろん素晴らしいが、一見普通なのに良く見ると凝っているC5のデザインも実は見事。

そして現在2年で3万3千キロ、故障全く無しの信頼性。

不満な点

他の部分の静粛性が高いこともあり、意外と耳につくタイヤのパターンノイズ。

ボディの絶対的な大きさと見切りの悪さ。

オーディオの音質。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験