2006年2月
■2006年2月
2001年5月に発売された現行型ボイジャーは、1983年のデビュー以来4代目となるモデル。標準ボディとロングボディがあり、ロングボディ版がグランドボイジャーだ。全幅と全高は標準ボディのボイジャーと共通だが、全長が290mm延長されて5110mmになり、ホイールベースも150mm長い3030mmとなる。日本の路上に置けば明らかにキングサイズだ。2005年モデルの最大の特徴はSton 'n Goと呼ばれる収納システムである。これは2列目シートと3列目シートを、ヘッドレストを取り外すことなくフロア下に収納できるもの。簡単な片手操作で容易に収納できるようにしたほか、フロアを完全にフラットにできるので最大では4550リッターもの収納スペースを得られる。2006年モデルでは2列目シートの収納カバーを2分割式として操作性を向上させている。3列目シートに60:40分割可倒式リアシートを採用し、使い勝手の良さや多彩なシートアレンジも実現する。レザーシートを採用した上質な室内空間も魅力のひとつ。搭載エンジンはボイジャーと共通でV型6気筒の3.3リッターOHV。これと電子制御4速ATとの組み合わせとなる。標準ボディのボイジャーに比べると快適装備が充実していて、電動格納式ヒーテッドパワードアミラーがメモリー機能付きになり、運転席8ウェイパワーシートもメモリー付きになるなどの違いのほか、パワーリフトゲートを採用するなどの違いがある。