クライスラー のみんなの質問

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クライスラー300Cという車について

クライスラー300Cという車について 私は車の知識が全くありません。 どこかの駐車場でたまたまカッコイイ車を見つけて名前を調べたところクライスラー300Cという車でした。 色々見てみるとこんなにカッコイイのに中古車でもそこそこ安い方のイメージがありました。(違ってたらすいません。)

クライスラー300Cについてメリットやデメリット 知っていること答えられる範囲で全て教えてください。

現時点ではカッコイイから乗りたいくらいですが 燃費は悪すぎるならやめようと気持ちも出てきますし 逆にいい事が自分にさされば前向きに検討したいです

仮に購入するとなっても現在大学生の身なので社会人になってからある程度(数年後)になってからと考えております。

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ベストアンサーに選ばれた回答

クライスラー300Cが目に留まるとはお目が高いです。わかりやすく説明したいと思うので最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

■クライスラー300Cについて

質問者様の目に留まったクライスラー300Cは、2004~2010年まで生産されたいたモデルで、見た目は新しいですが最新モデルでも10年前のモデルとなっています。2011年にモデルチェンジをして(モデル名:クライスラー300)現在も米国では販売されています。このクライスラー300Cは2004年の登場以来、全米で大ヒットとなりました。理由がいくつかあります。

① デザインの押し出し
質問者様の目に留まったように、このクルマの押し出しの強いデザインは注目を浴びました。ピラーを切り落としたようなチョップドルーフ風のキャビンと、ベントレーのような豪華なマスクが特徴的で、このクルマの構造を知らない人をも純粋に見た目で惹きつけました。日本でヒットした理由もこの見た目は大きいです。

② HEMIエンジンの復活
1960年代までアメ車には華がありました。大排気量V8エンジンでドンと加速するアメ車は強きアメリカを代表する存在でした。クライスラーではHEMIと呼ばれるハイパワーエンジンがその象徴でもありました。しかし、1970年代のオイルショック以降アメ車は凋落。品質面でも日本車や欧州車の台頭によりアメ車は弱い存在になっていきました。しかしながら、2004年に登場したクライスラー300には、往年のV8エンジンのHEMIという名称が復活したのです。これには米国内でも「アメリカンマッスルが返ってきた!」とばかりに盛り上がりました。強い押し出しのルックスと相まって、300Cの人気を高めました。

③ メルセデスベンツのテクノロジー
現在、クライスラーはフィアットグループ(FCA)の一員ですが、クライスラー300Cが登場した時代は「ダイムラー・クライスラー」の時代で、メルセデス・ベンツと同じグループでした。つまり300Cは、世界最先端の技術を誇るメルセデスのチームと共同で開発された車両なのです。クルマの骨格は「クライスラーLXプラットフォーム」というもので、フロントサスペンションはメルセデスW220(Sクラス)、リアサスペンションはメルセデスW210(Eクラス)を流用するものでした。このLXプラットフォームを利用したモデルは、「ダッジ・チャージャー」「ダッジ・チャレンジャー」「ダッジ・マグナム」もあり、「クライスラー300C」を含めた4車種が兄弟車となっています。パーツも共通部品が多いです。それまでのアメ車というのは、足回りもゆるくフワフワしたものが多く、直線はいいけどコーナーが苦手というのが定番でした。しかし、LXプラットフォームの4車種登場以降、GMやフォードにも影響を及ぼし、アメ車もドイツ車のようにしっかりとした足回りに変わっていく切欠となりました。このLXプラットフォームはそれだけ米国の自動車業界に及ぼしたインパクトも大きかったわけです。フィアットグループに移った現在も、現行モデルの「クライスラー300」も「ダッジ・チャレンジャー」も「ダッジ・チャージャー」も未だにLXプラットフォームを使っているほどです。

■ グレード構成

300Cは4種類のエンジンがあり、それによりグレードが分かれています。
・SRT→6.1L OHV (HEMI)
・R/T→5.7L OHV (HEMI)
・SXT→3.5L SOHC
・SE→2.7L DOHC
注目されたのは、やはりHEMIを搭載するSRTとR/Tなのですが、SRTはスペシャルモデルのハイパワー仕様。最も代表的なのは5.7LのR/Tになります(米国ではこのR/Tだけが300Cと呼ばれていました)。とはいえSXTも人気あり結構な台数が販売されています。SEはレンタカーやカスタムのベース車両としての売られていましたが、装備や内装もかなり簡素になっており日本にある個体は全て並行輸入です。R/TとSXTには4WDモデルも用意されていますが、日本にはほぼ輸入されていません。

■ 燃費

SRT(6.1L)はスペシャルなハイパワーモデルですが、それでも高速で踏まなければ9km/L程度まで頑張れます。都内は4~6km/L程度。一方、R/T(5.7L)は、高速では12km/Lを記録した人がいるほどです。理由は高速道路で定速走行するとエンジンの片側を休止して4気筒で走行することができるためです。勿論踏めば8気筒で走りますから燃費は悪化します。都内も都内は5~6km/L程度。SXT(3.5L)は片バンク休止システムはなく、高速では10km/h、都内は6~7km/L程度。SEの燃費はSXTとあまり変わりません。

■ 維持費

メンテナンス費用は輸入車としては比較的安いです。とはいえ、登録から13年を過ぎると自動車税は15%増になります。特に3.5LのSXTは、排気量が3.5Lをわずかに超えているため、1ランク高い3500超~4000cc以下の税金になってしまいます。

<自動車税区分>
2500超~3000以下 51,000円(58,600円)SE
3000超~3500以下 58,000円(66,700円)
3500超~4000以下 66,500円(76,400円)SXT
4500超~6000以下 88,000円(101,200円)R/T
6000超 111000円 (127,600円)SRT

また、ガソリンは基本的にレギュラーガソリンでも大丈夫なのですが、SRTやR/Tの場合はハイオクを入れた方が性能を発揮できると思います。300Cほか、チャレンジャー、チャージャー、マグナムとも日本では結構台数が売られていますので、パーツを取れるドナー車両が多いのも助かるポイントです。

■ 注意点

① 並行輸入車も多い
日本で正規輸入されたディーラー車はあるのですが、結構並行輸入車も入っています。新車で並行で入ってきているものはあまり問題ないのですが、中古で並行車で輸入された個体の中には、かなりメーター改ざんが見られます。もしも中古並行を購入するとしたら「CARFAX」という検索システムがあるので、車体番号を教えてもらい確認するとよいと思います。
https://www.carfax.com/

② 年式とメンテナンス
アメリカ製品というのは、まず発売して、その後に改良していくというプロセスを辿ります。なので2004年~2006年あたりのモデルはトラブルが結構ありました。なのでもしもこれらの年式を購入する場合は、リコールやトラブルが対策された個体にしてください。記録簿がある個体であれば、これまでのリコール等のトラブルが修復歴があります。しかし、困ったことにアメ車の乗る人の多くがクルマの乗り方が荒い人が多く、また、クルマのメカに詳しい人が少ない傾向にあります。さらに困ったことに、アメ車のショップはアナログなお店が多く、近年のコンピュータ制御や英語に弱いメカニックが多い。こうしたお店でメンテナンスされた車両は、エラーを補修できずに警告灯をカットして誤魔化すなど、まともなメンテナンスを得られていないケースも見受けられます。従って、購入する個体としては、2007年以降のモデルをおすすめします。また、購入前に定評のあるコンピュータに強く、英語のできるメカニックのいるショップを探しておくことをお勧めします。

また、最近のクライスラーのディーラーでは、並行輸入車でもメンテナンスを行ってくれますので、購入したら、きちんとしたショップやディーラーで一度お金をかけて整備を行ってから乗ると安心できます。車両としては現在に通じるパフォーマンスを持っていますので、きちんと整備すれば十分に満足のいくものになると思います。

長くなり失礼いたしました。ご不明な点などありましたら、追加でご質問いただけましたら幸いです。是非、よい個体を探してくださいね!

質問者からのお礼コメント

2020.9.27 22:44

皆様無知な私にここまでご回答をしていただき本当に有難うございます
申し訳ありません、返信にお礼をできませんでした。

クライスラー300cをいつの日か必ず購入できるように頑張ります

その他の回答 (3件)

  • 長くなります。
    現在2010年式SRT8所有し1年4ヶ月経過してます。
    メリット・デメリットというより、実際にあった現実的な内容を記します。

    以下は、1年半前まで所有していた2008年式5.7HEMIについて。

    他の方にも同様の事を記しましたが、経年の為、少し変えております。

    自動車税に関して、2.7は論外(パワー不足甚だしいので止めとくべき)、3.5は実は3.501cc以上あるので58.000円ではなく66.500円となるので要注意、5.7は8.8万円、6.1は111.000円…。しかも、13年前の年式になるとそれぞれ1割増となります。
    全てのグレードにおいて、燃費など考えて乗る車ではないです。

    私の場合は、他の方に聞く限り当たりだったらしく、大きな出費は以下の4点だけでした。

    ブレーキローター・パッドの交換2回
    部品代総額32.000円×2回=64.000円、工賃25.000円×2回=50.000円

    タイヤ交換2回
    15.000円×4=60.000円×2=120.000、工賃各1.500円×8=12.000円

    エンジンオイル交換
    1回10.000円×13回=130.000円

    バッテリー交換
    1回15.000円×2回=30.000円

    エンジン始動時にキーを廻してもセルモーターを廻すことが出来ない
    キーシリンダーの奥にある「イグニッションアクチュエーター」の要交換
    工賃部品代込み20,000円
    (初の故障。この故障直後に2010年式SRT8がディーラーで売りに出されたので、そちらに乗り換えました。よって、修理せず155,000キロ超えてたので廃車にしました。)

    9年前購入時21.000キロで廃車当時155.000キロ走ってましたが、部品やエンジンオイル交換に関しての通算出費は上記3点合計で406.000円となります。

    車検は後ほど紹介する、クワッドドライブさんにお願いしていました。4回行い、一番安い時で125,000円程。一番高い時で158,000円でした。一回150,000円くらいは考えといた方が良いです。

    アクサダイレクトの保険代は、幸いな事に、私は加害者になる事故を起こしてないので、スタート76,000円で現在は1年間34,800円となってます。

    必須ランニングコストでガソリン代がありますが、これはいちいち覚えていませんが、片道10キロの通勤で使用しているので、月に3万円超えないくらいです。3.5になるともう少し燃費が良いと聞いた事があります。(3.5もハイオクを使用して下さい。レギュラー使用しているとノッキング音が凄いです。プラグやシリンダー内に良い影響はありません。プラグ代もバカになりません。)

    当たりでこの値です。

    他の所有者の方々に聞いた300Cの故障話です。
    ・エアコンから冷風が出ない(修理代35,000円だと言っていたと思います。)
    ・シフトレバーのロックピンが壊れシフトレバー不動となる(ピンク色の例の奴で300Cでは有名。ディーラー車なら対策してるはず。未対策の場合、15,000円くらいで対応してくれるはず。)
    ・運転中前触れなくPARK ASSIST SYSTEMとインパネに表示され、停車後シフトレバーをPに入れると、その後シフトレバー不動になる(持ち主はレッカー移動後すぐに廃車としたので原因不明)
    ・ATカプラーからのATF漏れ(ディーラー車なら対策してるはず。修理代65,000円と言っていたと思います。)
    ・ATミッションへの水の浸入(ディーラー車なら対策してるはず。2006年式より前に多く見られた。これが一番高額。総額50〜60万円くらい必要との事で、持ち主は廃車にしました。)

    印象として、シフト周囲・電気系統に弱点が多いです。

    そして、購入するなら絶対にディーラー車!
    ディーラーなら、距離改ざんや故障車隠しなどの事象を絶対にしません。それやったら、看板降ろさなくてはならないからです。
    そこら辺にある中古車屋で購入し泣きを見た方々を、沢山見てきました。

    そして購入後の整備・車検に関しては、下記の整備会社に連絡して下さい。

    関東住まいの場合
    クワッドドライブ
    http://www.quaddrive.jp/company

    関西住まいの場合
    アーバンガレージ
    https://www.ug-g.com

    どんな事象も100%確実に修理・修繕してくれます。自信を持ってお勧め出来るアメ車専門整備会社です。ディーラーみたいにバカ高く工賃を請求する様な事もしません。対応不可な車種は、テスラくらいかと思います。
    但し、両店とも抱えてる仕事量が凄いので、日にち・時間に余裕を持って依頼する必要があります。
    故障・問題発生時、上記2社どちらか近い方に連絡し、状況説明と実際に見てもらう事をお勧めします。アメ車の場合、上記2社以外に見せても分かりませんの連発か、修理したと思ったらまた故障発生する等、整備会社をたらい回しにされる可能性が大きいです。

    経験上、アメ車の故障修理に関して、ディーラーはアテにならない事が多いです。私自身、アテにしてません。ディーラーの修理は、エンジニアではなくパーツ・チェンジニアと呼ばれるくらい、部品交換だけしかしません。故障修理の根本的解決にはなりません。実際、知り合いで冷却水漏れが発生した際ディーラー保証対応期間内だった為無償で修理しましたが、再度冷却水漏れが発生した事があります。理由としては、冷却水を冷やしたり温めたり温度を一定に保つ際に必要な2枚羽あるファンモーターが、経年劣化で壊れた為でした。ディーラーに何故これを交換してなかったのか問い詰めたら、ディーラー基準ではまだ使用可能な状態だったから交換しませんでした、と言われたそうです。ディーラーとはこんな有様なのです。予防という概念が乏しいです。

    私の場合、クワッドドライブさんに全てお願いして安心してアメ車ライフ・300C乗りを楽しんでおります。

    脅かす様な事ばかり記述しましたが、全て実体験です。しかし300Cという車は、故障しても所有しているという気持ちだけで満たされ、更に馬力も充分あるので、マイナス感情を抱いた事はあまり無いです。
    私としては、お勧めできる車です。

  • 300じゃなくて300Cですよね?

    それなら既に生産終了モデルなので、部品交換や故障が出る可能性をある程度覚悟した方がいいでしょう。

    ただ、クライスラー の消耗品は日本車と価格は然程変わりません。

  • 300Cは古いモデルしかない。
    燃費をとやかく言う人には不向き。
    今でももうそこそこ古いのに、数年後になんて指名買いするほど思い入れが無きゃ買うわけがない。

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