2014年4月
■2014年4月
GMジャパンは第7世代となるシボレー・コルベットクーペを発表し、消費税増税後の2014年4月12日に発売すると発表した。
新型コルベットはシャシー、フレーム構造、パワートレーンなどが全面的に新しくなり、デザインも含めて大きく進化している。
外観デザインはモータースポーツからフィードバックした機能に裏打ちされたたエアロダイナミックフォルムを採用すると同時に、戦闘機のキャビンとエイ(スティングレー)を思わせる特徴的なフォルムを継承する。前後重量配分を考慮したカーボンファイバー製のエンジンフードなどが特徴的だ。取り外し可能なルーフパネルもカーボンファイバー製である。
HIDヘッドランプやLEDを採用したターンシグナルランプなど、ライト回りにもさまざまな新技術が採用されている。
インテリアはハンドメイドとハイテクを組み合わせたのが特徴で、フレームにマグネシウムを採用した2種類の新型シートを始め、アルミやカーボンファイバーを含む高品質素材や高精細デュアル・スクリーン、カラー・ヘッドアップ・ディスプレイなどの先進技術を採用する。
ダイレクトな操作感のために採用されたより小径(360mm径)のステアリング・ホイールは、正確で凹凸のないステッチ感覚など、細かな点にまで配慮されている。
搭載エンジンは新開発のV型8気筒6.2リッターのスモールブロックV8で、直噴仕様を始め、アクティブ・フューエル・マネジメント、可変バルブタイミングシステムなど最先端技術を採用し、標準モデルで339kW(460ps)/624N・mを、スポーツグレードのZ51では343kW(466ps)/630N・mを発生する。トランスミッションはアクティブ・レブマッチング・テクノロジーを採用した新開発の7速MTまたは燃費と性能を両立させた6速ATと組み合わされる。
Z51はエンジン性能だけでなく、足回りにも専用の仕様が用意され、強化されたビルシュタイン製のダンパーに快適性とコントロール性を向上させたマグネティック・ライドコントロール(磁性流体減衰力制御システム)が組み合わされ、最適なトラクション能力を発揮するeLSD(電子制御LSD)を備えている。
エンジンやトランスミッション、サスペンションなど12項目にわたって車両特性を最適化するドライバーモード・セレクターは、ドライバーの好みや運転状況に合わせて車両の特性を最適化するもので、1ウェザー、2エコ、3ツアー、4スポーツ、5トラックの5モードから選択が可能。シフトレバー横のダイアルを回すだけで簡単に操作できる。
グレードはクーペのほか、エンジンからシャシー、装備に至るまで、さまざまな部分に専用の仕様を備えたクーペZ51の2グレードが設定される。