シボレー コルベット クーペ 「C7に乗れて幸せ。ずっと乗り続けたい。」のユーザーレビュー

C7に乗れて幸せ。ずっと乗り続けたい。

2021.4.30

総評

2014年4月納車の初期型C7 Z51(MT/LHD)です。家族で出かける以外の全てのプライベートと高速道での通勤に使用し、7年で15万キロ以上走りましたが、走行不能になるような大きなトラブルはありませんでした。5年目にダンパーの液漏れが見つかってダンパー交換、6年目に経年劣化でバッテリー交換、そして今7年目の車検でデフロスター作動不良があり修理中です。また、7速がシフトゲートからポコッと抜ける現象が出てきたので、今回の車検ついでにMT交換の予定です。
走りについては、有り余るパワーと低速からモリモリのビッグトルクで文句の付けようがありません。Rのきつい高速コーナーも、低重心で張り付くように走り抜けます。先日試乗させてもらったフェラーリROMAよりロールが少なかった印象です。ビッグトルクのおかげで街中を流すのも楽です。1000回転でシフトアップして1000回転以下でノッキングなく流せますが、実際にはちょっと踏み込めばあっという間に1000回転超えるので、1→3→5速と飛ばしでシフトアップしています。高速道は忙しくシフトアップ・ダウンする走りをしていますが、7速でゆっくり流せば燃費は12m/lいきます。15万キロ走った平均燃費は8.0km/lです。
街中は歩道の段差で気を使うことはほぼありませんし、荷物もたくさん載りますし、実用性も問題なし。趣味のロードバイクは前輪後輪を外せば余裕で全て車内に積み込めるので、サイクルイベントでも重宝しています。
いつもトラックモードにしてアドレナリン全開で走ってますが、爆音です。高速道ではこのエグゾーストノートのおかげでモーゼ状態ですが、そのままで家に帰るとご近所迷惑です。エコノミーモードだと音がスカスカで一般車並みなので大丈夫です。
走り・実用性において何一つ不満はなく、大満足の車です。V8 6.2L NA、最高！

満足している点

低回転からグイグイ盛り上がり、200キロ超えても余裕の加速を続ける獰猛さの一方、1000回転で街中流せるビッグトルクとその柔軟性。
目立たないように白にしたのに否応なく目立つカッコいいスタイリング。
7年間みん友さん以外で遭遇したC7の台数が片手で収まるレアさ。

不満な点

なし。
敢えて言うなら、平面的で絶壁なリアエンドの造形。もう少し作りよう・見せようがあったかも。

デザイン

5

エッジが効いて抑揚のあるスタイリングにウットリ。デザインはC8よりC7が好き。
予期せぬタイミングで声を掛けられることがあるので注意が必要です。
①信号停車中にバイクのお兄さんから「カッコいいですね！」と2回ほど。
②先頭で信号停車中、横断歩道歩行中のお兄さんに「カッコいいですね！写真撮ってもいいですか？」と1回。
③都市高の料金所のおじさんに「これフェラーリですか？」と1回。
④スーパーの駐車場で乗り込もうとした時、ダンディな男性から「現行のコルベット？昔乗ってたんだけど（C3）、コルベットやっぱりイイねー」と1回。
その他、洗車場ではほぼ間違いなくお隣のブースの人に声掛けられます。
さらには、信号停車時には、隣の車線の車はまず真横に停車しません。前車との間隔を約1台分以上開けてコルベットの斜め後方からじっくり眺めていらっしゃいます。

走行性能

5

大排気量、NA、OHV、LHD/MT、最高としか言いようがありません。

乗り心地

5

納車時のランフラットタイヤはゴツゴツした不快な突き上げがありましたが、通常のスポーツタイヤではリーフスプリング特有のコツコツ感は感じるものの、不快感はありません。
シートも秀逸で、シートヒーターのみならず送風機能も付いているので、夏場も蒸れず快適です。
コルベットで九州・東京往復しても腰が痛くなったりは全くありませんでした。

積載性

5

バラせばロードバイクも車内に車載できる優秀さ。

燃費

5

15万キロの平均燃費8.0km/l。私の走りで考えるとめちゃくちゃ良いと思います。

価格

5

このパワーとパフォーマンスだったら、ポルシェ・フェラーリ辺りだったら2倍以上の価格はするのでは。
ちなみに今回7年目の車検の際、参考までに下取り査定してもらったところ、①社外オーディオ　ワンオフ装着　②過走行（事故なし）で300万でした。100万もしないと思ったんですが、電気自動車に移行しつつある昨今、趣味性の高い純エンジン車は評価されてるってことでしょうか。

故障経験

総評に書いた以外、慢性的にナビ画面が点いたり消えたりしてます。コネクターの接触の問題らしいですが、私にとってはアバタにエクボ、故障の範疇には入りません。