2025年5月
■2025年5月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、SUV「キャデラック エスカレード」をマイナーチェンジして、2025年5月15日に発売した。また、新型の発売を記念した特別仕様車「スポーツ ローンチエディション」を設定して、50台限定で発売した。
今回のマイナーチェンジでは、ブランド初のEV「リリック」から採用されたキャデラック最新のデザイン言語を反映。フロントフェイスは、よりワイドなプロポーションを強調するデザインへと刷新され、高いポイントのヘッドライトと新デザインのフロントグリルを装備している。リアには、アイコニックなバーティカルタイプのコンビネーションライトを搭載。また、従来の22インチホイールに加えて、新デザインの24インチの大口径ホイールも用意されている。
インテリアでは、湾曲型55インチHDカーブドフロントディスプレイを装備。8K解像度のドライバー用画面と4K解像度の助手席用画面を左右シームレスにつなぎ、ドライバーには車載用として世界初の車両全周を映し出すサラウンドビジョンやさまざまな車両情報を表示。助手席側の専用画面では、足元のHDMI端子を利用することで、お気に入りのコンテンツや車両情報を閲覧することが可能となっている。
新しくなったインターフェイスは、センターコンソールに搭載されたタブレット型のコマンドセンターを中心に設計され、エアコンやライト、シート調整などの機能をコントロール可能。ジョグダイヤルや音量調整用の物理スイッチも引き続き備えられ、ステアリングホイールは往年のキャデラックをオマージュした新デザインにリニューアルされた。
インテリアにはそのほかにも、天然木パネルやセミアニリンレザーなどを使用。また、パノラミックパワーサンルーフ(電動サンシェード付)や、ヒーター&ベンチレーション機能付き12ウェイ調整フロントパワーシート、冷凍機能付き冷蔵庫なども装備した。さらに、「エスカレード」で初めてAKG社製の車載サラウンドサウンドシステムが搭載され、36個のスピーカーを装備。シーンや気分に合わせたライティングをカスタマイズできるアンビエントライトは、126色のカラーバリエーションが設定されている。
その他、前後のパワーオープン/クローズドアや、電動アシストステップ、ソフトクローズ機能も標準装備。広角な後方映像を表示するデジタルミラーに切り替えることができるリアカメラミラーも備えている。
パワートレーンは従来モデルと同様に、最高出力306kW(416PS)、最大トルク624Nmを発生する6.2リッターV8エンジンに10速ATを組み合わせている。
今回同時に発売された特別仕様車「スポーツ ローンチエディション」は、「スポーツ」をベースにした日本限定モデルだ。「スポーツ」には設定されていない「アージェントシルバー メタリック」をボディカラーに特別採用したほか、24インチ 7スポーク パール ニッケル アロイホイールを標準装備。、フロントとリアには、モノトーンのキャデラッククレストをあしらった。また、専用インテリアカラーのシェアグレイジェットブラックアクセントには、ファセットキルティングを施したセミアニリンのフルレザー仕様を使用している。