2026年7月
■2026年7月
BYDオートジャパンは、まったく新しい電気自動車(EV)「RACCO(ラッコ)」を2026年7月28日に発売した。
今回導入された「ラッコ」は、海外のクルマメーカーとして「初」となる、日本の軽自動車規格に準拠した専用設計のEVだ。グレード構成は、エントリーグレードの「200」、中間グレードの「300プラス」、最上級グレードの「300プレミアム」の3グレード。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mm、ホイールベース2520m。
パワーユニットは、最高出力47kW、最大トルク160Nmの電動モーターを搭載。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの総電力量は「200」が22.40kWh、「300」が35.84kWhで、WLTCモードでの一充電走行距離は「200」が210km、「300」が320km、電力消費率は「200」が120Wh/km、「300」が124Wh/kmと公表されている。
基本骨格となる新設計のシャシーは、BYDの最新モデルにも採用されている同社のEV専用プラットフォーム「e-Platform 3.0」をベースに、駆動用バッテリー(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)と、そのバッテリーを車体構造の一部として組み込む「CTB(Cell to Body = セル・トゥ・ボディ)」技術という独自の設計手法で作られている。「ラッコ」のシャシーには、約70%の高強度鋼板を採用したことに加え、ルーフとサイドパネルは、従来のスポット溶接ではなく、高級車に使われるレーザー溶接によりシームレスにつなぎ合わせることで、「スーパートール」「左右・電動スライドドア」という構造でありながら、軽自動車としては極めて高いボディ剛性を実現。優れた走行性能、高い静粛性、トップクラスの安全性を高いレベルで実現しているという。
リン酸鉄リチウムイオンを用いたブレードバッテリーとCTB技術の統合方法を刷新した画期的な技術「X-PACK」が採用されているのも特徴。駆動用バッテリー、電子制御ユニット、DC/OBC統合ユニット(DC-DCコンバータと車載充電器)、高電圧配電ユニット、バッテリーコントローラー、PTC/ACコントローラー(EVやHEVのエアコンシステムで暖房用のPTCヒーターと冷房用のエアコンコンプレッサーの作動を一体的に制御する電子制御ユニット)、車両コントロールユニットなどをバッテリーユニット内に高度に統合することで、事故などの際にモーター(ガソリン車でいうエンジン)ルームと乗員空間が受ける衝撃エネルギーを吸収するスペースを大幅に確保したと紹介されている。
ボディーカラーは、「アークティックホワイト」、「コスモスブラック」、「チーズイエロー」、「アークティックブルー」、「ミッドナイトグリーン」、「ルビーレッド」の全6色を設定した。