BMWアルピナ D3 「BMW ALPINA D3 BITURBO LIMOUSINE(2015)」のユーザーレビュー

BMW ALPINA D3 BITURBO LIMOUSINE(2015)

2016.6.12

総評

1,000km～2,000kmの移動をすることがある私の用途にはピッタリだと思っています

満足している点

ステップトロニック付き８速ＡＴはＢＭＷ標準で走行モード選択も装備しています
ステアリング裏に追加されたスイッチトロニックはとても便利
そのおかげで、シフトレバーで操作するステップトロニックは全く使わなくなりました

・エクステリア
専用フロント・スポイラーとその内部のダクトによる整流効果や冷却効果は目に見えたり体感したりしにくいですが、エンジンが温まると水温計は常に100℃をキープしますので、かなり効果があるんだと思います。
Ｆバンパーを外して中を覗いてみると、吸気系、エンジンやインタークーラー、Ｆブレーキ冷却などへの導風ダクトが装備されています
トランク・スポイラーも大きすぎず、派手すぎずダウンフォースを生んでいるはず
どちらも高速道路での長距離移動において、走行安定性をもたらしていると思われます

・デコ・ライン
ALPINAアイデンティテイーの象徴です。
洗車の際は、カドを引っ掛けたりしないよう注意が必要だそうです

・ALPINA専用ホイール
ホイールの中心寄りにエア・バルブを持つ伝統的なALPINAホイール
ホイール・センターキャップはキー付きです
裏面にＢＢＳのロゴがあります
20本スポークは中空だそうですが、ホイール単体の重量はそれなりにあり、なんと言っても掃除が大変です

・オプション
ＢＭＷは各グレードに合わせていろいろと標準装備が変わりますが、ALPINAは考え方がいたってシンプル
そのためＢＭＷの各モデルに標準装備されるものでも走行性能に直接かかわらないような装備はオプション・リストから選択が必要です

ＢＭＷオプションは Individualオプションまで含め、かなりの範囲で選択可能な上、それに加えてALPINAオリジナル標準装備とALPINA専用オプションも用意されています
もっとも各オプションの可否や組合せの詳細については、総代理店に確認が必要です

不満な点

ALPINA専用パーツは価格が高いですね
ＢＭＷ標準パーツ部分はもちろん通常のＢＭＷと同じ

デザイン

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走行性能

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＜パワー、トルク＞
わずか1,500rpmから3,000rpmまで最大トルク 70kgf・m を発揮
出力もツイン・ターボにより 350PS (4,000rpm)
5,000rpm越えまで滑らかに吹け上がります
通常のファミリーカーとしては強力過ぎるエンジンですが、ディーゼル・ターボは燃費が良くトルクフルで、特に長距離運転向きです
ALPINAのサスペンション・チューニングとの相乗効果で長距離運転での疲れ方が少ないのが特筆すべき特徴です

＜ブレーキ＞
通常の使用範囲においてとても強力で、タッチもいいです
他の車に乗るとブレーキの貧弱さに驚きますが、それが普通なんですかね
E39でブレーキには元々不満は無かったのですが、ALPINAに乗ってからはブレーキ・ラインが膨らんでるんじゃないの？といった印象でプアーに感じてしまいます（経年劣化かも）
純正パッドのダストの多さは評判通りですが、私はノーマルのままで使用しています
特にフロントのキャリパーが大きいため、ホイール選択では配慮が必要かもしれません

＜ハンドリング＞
ステアリングはたいへん素直の一言
ただし操作系は少し軽すぎるかな
ストレッチ施工後は、さらに良くなりました

乗り心地

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＜足回り＞
アダプティブ・スポーツ・サスペンション（電子制御） モード選択肢は４つ
基本的にソフトな足回りで乗り心地は悪くありません
あくまでも個人的な感想ですが、特に伸び側の柔らかさが接地感をスポイルしています

各パーツはノーマルのままで調整（ストレッチ施工）してもらい、希望する乗り心地にセッティングしてもらった後は大変満足しています

積載性

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４人乗りのファミリーカー（注：乗車定員は５）

５シリーズ(E39)と比べるとちょっと狭い室内、トランクもちょっと小さい印象

燃費

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街乗り１３ｋｍから長距離では２０ｋｍ弱（ほぼCONFORTで使用）
まぁディーゼルですからガソリン車よりは距離が延びますね
航続距離は１，０００ｋｍを越えると思います

価格

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故障経験

納車後12カ月で“衝突防止センサー異常”が発生
保証によりACCセンサー交換