2022年4月
■2022年4月
BMWは、2022年第四四半期に日本国内において正式発表を予定している新型「7シリーズ」の初期生産限定モデル「THE FIRST EDITION(ザ・ファーストエディション)」の先行販売の受付を、、2022年4月21日に開始した。「740i エクセレンス」と「740i Mスポーツ」をベースに、各50台限定で販売される。
「ザ・ファーストエディション」は、量産車において世界初となる31.3インチの8Kパノラマディスプレイを含むリヤシート・エンターテイメント・エクスペリエンスに加え、アンプ出力1,965W、40スピーカー、32チャンネルのハイスペックを誇るBowers & Wilkinsダイヤモンドサラウンド・サウンドシステムを特別に装備した。
ボディカラーとインテリアカラーは、ミネラル・ホワイトとブラック・サファイアに、ブラックのメリノ・レザーシートとの組み合わせを中心に、「740i エクセレンス」は、オキサイド・グレーに新型モデルより採用されるスモーク・ホワイトのメリノ・レザーにライト・グレーのカシミアとのコンビネーションシートを採用した。
また、特別装備として3Dポリッシュ加工を施した専用ホイールを装備して、特別感を強化した。
■2022年7月
BMWは、新型「BMW7シリーズ」を2022年7月1日に発表、同日より販売を開始した。
1977年に登場した初代から数えて7代目となる同社のラグジュアリーセダン。エクステリアはBMW伝統の大型キドニーグリル「アイコニック・グロー」に、BMWデザインの意匠のひとつである環状のシグネチャーを2回繰り返す「ツインサーキュラー」を進化させたスワロフスキー製のクリスタルヘッドライトを装着。夜間においては、キドニーグリルの縁を点灯、BMWのラグジュアリーセダンであることを主張する。リヤは水平基調のL字型コンビネーションライトを採用。すべてのモデルをロングホイールベース仕様とすることで、伸びやかなデザインを印象づけるものとした。ボディサイズは全長5391㎜×全幅1950㎜×全高1544㎜、ホイールベース3215㎜。BMW量産モデルとしては初となる「2トーン塗装」が設定されている。
インテリアにおいては12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させるカーブドディスプレイを採用。コクピットまわりは最低限のスイッチ類のみとし、クリスタルを採用することですっきりとした高級感が演出されている。先代モデルに対してガラス面積をパノラマガラスサンルーフを標準装備し、さらに後席まで届くスカイルーフをオプションで用意。また、Amazon Fire TVを搭載した世界初31インチ8Kパノラマ仕様の「BMWシアタースクリーン」を設定した。
パワーユニットは最高出力280kW(380ps)/5200~6250rpm最大トルク520Nm/1850~5000rpmを発生する3.0リッター直6ガソリンターボと、最高出力210kW(286ps)/4000rpm、最大トルク650Nm/1750~3000rpmを発生する3.0リッター直6ディーゼルターボを用意する。それぞれに48Vマイルドハイブリッド機構が組み合わされており、システムトータルの最高出力/最大トルクはガソリン車が280kW(380ps)/540Nm、ディーゼルが220kW(300ps)/670Nm。トランスミッションは両ユニットとも8速ATの組み合わせ。駆動方式はガソリン車がFR、ディーゼルはxDriveの組み合わせとなる。
足まわりについては全車「オートマチックセルフレベリングコントロール付きアダプティブ2アクスルエアサスペンション」と、「電子制御ダンパー付きアダプティブサスペンション」を標準装備。さらにハンドリング快適性を向上させる「インテグレイテッドアクティブステアリング」、アンチロールスタビライザーを最適化し、俊敏性やハンドリング精度を向上させる「エグゼクティブドライブプロ」、直進時の快適性向上に寄与する「アクティブロールスタビライザー」、路面の片側の起伏によるボディロールを軽減するだけではなく、同時に該当する側の車高をアクティブに適合させる「アクティブロールコンフォート機能」などにより、長距離ドライブの快適性にも配慮した。
安全機能・運転支援システムでは、高性能3眼カメラ&レーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力による、精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムを標準装備。また、高速道路の渋滞時においてステアリングから手を離して運転が可能な「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機構」、さらに「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)」、「レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)」、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶、同じルートをバックで戻ることができる「リバース・アシスト機能」などが採用されている。
車載通信モジュールにより車両とドライバー、それを取り巻く情報をITネットワークで繋ぐ「BMWコネクテッド・ドライブ」を標準装備。より操作性と利便性を高めたスマートフォン向けアプリ「BMWコネクテッド」も導入されている。