流行の高級4ドアクーペスタイル
メルセデスがCLSクラスで先鞭をつけて人気を博したのち、ドイツの各ブランドが後追いした。日本では絶滅危惧種である2ドア
2012.8.25
- 総評
- 流行の高級4ドアクーペスタイル
メルセデスがCLSクラスで先鞭をつけて人気を博したのち、ドイツの各ブランドが後追いした。日本では絶滅危惧種である2ドアクーペは、海外でも需要が伸び悩む傾向にあるうえ、新興市場では人気薄。とはいえ格好いいクーペデザインに対する憧れは根強く、4ドアクーペはそんな世界のユーザーのわがままに応える解決策というわけで、人気がでた。たのでBMWも6シリーズで追いかけてみた。もともと2ドアとカブリオレがありCLSのように格下Eクラスに上乗せした作りでは無い
BMWはプレミアムブランド最後発ながら、先に登場した2ドアクーペをベースに4ドアとしたところが新しい。よって、前後のデザインはほとんどクーペ&カブリオレと同じ。バンパーまわりだけ、専用デザインとした。BMWでは、よくある手法だ。
全長が、ホイールベースの延伸分だけ、つまり113mmも延ばされた。そのホイールベースはといえば堂々の3m級で、7シリーズのショート並。ルーフラインを伸びやかに延長したいがため、クーペよりも若干、持ち上げられているとはいえ、全高1.4m切りは見事だ。ちょうど先代のCLSクラスくらいの低さで、全長5m、全幅1.9mの図体だからかなりワイド&ローに見える。リアドアの窓の縁にはグランスポーツのエンブレム。
ちなみに、BMWはすでに、グランクーペベースのM6もラインナップに加えると発表している。
AMGパッケイージとは味も質もM6方が上等だろう
- 満足している点
- インテリアの前半分もまた、6シリーズそのままだ。最近のBMWインテリアは代り映えしなさ過ぎ、という意見もあるが、そんなことは昔から同じ。いつの時代にも、BMWのインテリアはこう、という統一性がある。
ドライビングファンがBMWの大きな魅力のひとつだと認めるならば、それを生み出す人とクルマのインターフェイス=コクピットデザインにおいて、その時代のベストを目指し提供するのがBMWの役目ということにもなり、いろんな解答=デザインがなくてむしろ当り前、と開き直ることもできるだろう。
ライバルCLSクラスとは違って5シーターである。とはいえ、リアは2+1シートというべきで、シートベルトが3座分用意されている、とはいうものの、まん中はシートの縁までコンソールが伸びており、誰もが大股開きで座るほかない。エマージェンシー、と言って誤摩化すのもむずかしいレベルである。もちろん、左右2席のスペースは十分で、クーペよりもわずかに着座位置が高くなっている。
640iグランクーペを借りて。走り出しての第一印象は、クーペよりもしなやかかつ快適に走る、だった。ホテルの駐車場を出て、ハンドルを大きく切った瞬間の、車体の腰の回転がいかにも自然で、鼻先の動きにも余裕があったのだ。
ワインディングロードに入ってみれば、その印象がいっそう強くなる。クーペよりもはっきりと、ノーズの動きが穏やかなのだ。かといって、決してダルなわけじゃない。車体がドライバーの意志に対して自然な動きをみせ、右へ左へとリズムも取りやすい。3リッターターボエンジンの適度なパワフルさとあいまって、大きな図体を持て余すということがなかった。親しみやすく、慣れやすい、という点で、クーペやコンバーチブルよりも確実に上だ。家にはコンバーチブルが、あるので、違いがよく分かる、が乗り換えるまでの刺激は無い。
- 不満な点
- このカテゴリーは日本で約30年前に流行った「エキサイキィングドレッシー」チャッチフレーズのトヨタカリーナEDです。DOHC2000ccでMT仕様もありました。買いましたから当時GリミテットMT
人気の行方が決まっていないので、リセールバリューが不透明
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験