ジムニーシエラは、ほかのSUVのように高速に向かないと聞きます。 その理由として挙げられる理由の中に

Question

・ジムニー系の独特のステアリング方式にある。ほとんど遊びがないというか、リニアに曲がる感覚がない。

というのを聞くのですが、それは本当ですか？どういう感覚なのでしょうか？
言ってみれば、BMW M3に乗っていた人が、代車でADバンに乗ったら、ステアリングに違和感が出る（遊びが多すぎたり無駄に軽かったり車速に関係なくステアリングの間隔が一定など）ようなものですか？

Answer 1

＞ほとんど遊びがない
・・・逆です。遊びの部分をわざと大きくすることで、でこぼこ道や道でない所を走った時の、地面からのキックバックを小さくしている。

＞リニアに曲がる感覚がない
・・・ダンパーセッティングが、オフロード特化にしてある。
※オフロードやグラベル用セッティングは、減衰力の立ち上がりを遅くして、高周波大入力で一気に大きくなるようなセッティングにしている。
その為、ステアリングを切った時やブレーキング時の低周波域では、減衰力がすぐに立ち上がらないセッティングになっている。
⇒ピッチングやロールで揺れ戻しが大きい。


また、スズキ独特（ジムニー以外も4駆のスズキの軽はこれ）の３リンクリジットアクスルは、ロールしたりしてサスペンションが縮むと、左にずれます。
タイヤとサスペンションが左にズレる＝ボディが右にズレる、という現象が起きるので、横Gがかかるようなコーナリングをすると、ボディがずれてケツが出てしまうような違和感を感じる。
⇒サスペンション形式の問題。

また、ジムニーは軽もシエラも、重心が高く、タイヤ径も大きい。
そこに柔らかいバネと減衰力の立ち上がりを遅くしたダンパーを取り付けてあるので、ロールが大きいのはもちろん、横風でもボディがゆらゆらしてしまう。

ということで、ジムニーは「オフロードに特化した車」で、高速道路をかっ飛ばすようにはできていません。
が、国産ミニバン、背が高い軽、SUV各車も全て高速道路をかっ飛ばすようにはできていないので、その点は大した問題では無いでしょう。

Answer 2

＞ほとんど遊びがない

逆です。ジムニーが採用しているボールナット式ステアリングはガバガバです
この方式は悪路でのキックバックを抑え込むメリットがあります。30年くらい前まではランクル系やパジェロとかもこの方式でした

ショートホールベースに加え、上から見た場合の前後サスの旋回方向のねじれ許容度が大きい。つまり保針性が低い

ハンドリングはピーキーかつ不正確なんです。オマケに高重心で軽量だから横風にも強くない。だから高速走行に向かないです

でも、そんなことはジムニーにとってどうでも良い事です
目指しているのは道なき道ですから

Answer 3

高速道路でクイックなハンドリングは必要ありません。私は、調整式ステアリングダンパーに交換して、重めのハンドルにしています。
むしろ、スプリングやダンパーを高速向きなものに交換しなければ、ノーマルだとふわふわゆらゆらして怖いと思います。

Answer 4

そのあたりはホイールベースも関係するだろうし、サスの味付けっていうかコンセプトと言うか、違って当然と言う感覚でないと。。
車体が、変われば運転の仕方も微妙に変わってくる訳で、その車に合った運転にドライバーの方で変化させるものではないかなぁ
タイヤの扁平率を変えるだけでも運転の感覚はかなり変わるからその辺も楽しめるんじゃないかな

Answer 5

660ccのジムニーは高速道路では厳しいと思いますが、1500ccのジムニーシエラは排気量に余裕があるので100km超の高速走行は全然問題ありません。また、ジムニーに比べて車幅があるので高速安定性も高いですし静粛性も思いの外高いと思います。AT車の事はわかりませんが、MT車でしたら適切なギアチェンジで快適に走行出来ますよ。ステアリングも全然問題ありません、JB74については過去のジムニーシエラとは別物です。

Answer 6

昨今のモノコックボディのSUVとジムニーはまるで構造が違います。

現代のラダーフレーム車で言うとトラックが近しいですが、昨今の中小型のトラックはフロントがダブルウィッシュボーンだったりとそちらの方が進化しているくらいです。

ジムニーはラダーフレームにゴムマウントで客室が乗っかっており、サスペンションも3リンクリジットでダルな箇所ばかりの構造です。
ステアリングもボールナットだけがガタが多いのではなく、ピットマンアームを出てからの出力も、ドラッグリンク → 左ナックル → リレーロッド → 右ナックルと中継してあり、サスペンションのバウンドリバウンドでもフロントタイヤの向きが変わってしまうような構造です。

悪路専用車を何とか舗装で100km/h出せるように工夫した車と思って頂けると丁度良いと思います。

ですがその乗り味がツボると抜け出せなくなる車でもあります。

Answer 7

私はジムニーですが、元々の用途が違います。
私は911も所有していますが、ジムニーで高速も走ります。
同種の車でもメーカーによって違いはあります。
好みの問題だけだと思いますよ。

当たり前ですが、911は高速はラクチンです。

Answer 8

現行ジムニーに乗っています。
高速道路では他のSUV、他の乗用車の方が安定していると感じます。

しかしそれはジムニー系の独特のステアリング方式（ボールナット方式）によるものでは無いと思います。

ボールナット方式でも遊びはあります。また一般的な乗用車のラックアンドピニオン方式の方がクイックなので、逆にジムニー系の方がハンドルを少し触っただけでフラフラする、ということは無いです。

それはともかく、ジムニーは直進安定性が悪いと感じます。それはホイールベースが短いこと、駆動方式がFRであることによる影響が大きいと思います。しかしそれはハンドルをちゃんと握っていれば良い話なので、ジムニー系で高速道路を走ったからといって死ぬような思いをすることはありません。普通に高速道路を走れる車です。

Answer 9

＞＞ジムニーシエラは、ほかのSUVのように高速に向かないと聞きます。

そりゃそうです。ジムニーはクロカンですから。SUVではありません。
不整地を走るのが主目的のクロカン車とSUVを比較すること自体ナンセンス。
スポーツカーに比べてSUVはサーキットでは遅いですね、と言うのと同じです。

Answer 10

JA11、JB23、JB74に乗ったことがありますが、高速で主にしんどいのは車体の重さ、タイヤの外径に対してエンジントルクが細いことからの速度維持のしんどさと回転数の高さ、騒音、
それからサスペンションが独立懸架ではなく前後リンクリジットなので、段差を乗り越えるときボディ全体が左右にユサユサと揺れるような動きをするのも結構不快です。高速だと走っていて路面からの入力も大きくなりますので。
ステアリングはリニア感とか遊びとかはともかく、先代辺りまではシミーが起こることが致命的であり1番高速が向かないなと思う原因でした。

https://youtu.be/tr1il8wdX_U?si=yqPLBgJuQ-HXais1

こんな感じのことが起こります。落ち着いて速度を落とす以外ほぼ制御不能です。高速で段差を超えた瞬間に突然荒ぶり始めるとかなり怖いです。
この動画のジムニーは先代のJB23ですが、現行のジムニー/シエラ/ノマドも基本的構造は同じなので報告され始めている、割と高速走行には致命的なリスクです。

Answer 11

ジムニー系というかオフロード車に使われるボールナット式ステアリングのことだと思うのですが
ごく一般的な感性でお話するなら、ラック&ピニオン式よりも滑らかな操作ができるので、高速で不利とおうことは絶対にないです。

それよりもジムニーシエラでキツイ理由は単にギア比によるエンジン回転の高さ、室内のゆとりの無さからくゆ圧迫感、腰高であるが故に高速走行時に気が抜けない等が原因かと思います。