『大人のスポーツクーペ』 BMW 4シリーズクーペ の口コミ・評価 | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview!
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『大人のスポーツクーペ』の口コミ

  • 大人のスポーツクーペ

    総合評価: 4.0

    投稿日:2019年9月10日

    投稿者:Serie 6 cilindri さん

    乗車形式:その他

    メーカー・モデル:BMW 4シリーズクーペ
    グレード:435i クーペ ラグジュアリー_LHD(AT_3.0) (2014年式)

    総評
    3シリーズセダンはG20型に代替わり、最早旧世代に属する車。セダンと顔は同じに見えるが、全体を見るとゆったりとのびやかに感じるスタイルは好ましい。その分ドアは長く、後席への乗り降りも4ドアとは比較にならないが、思いのほかアクセスは容易であり、4人乗車も厭わないのは評価できる。サッシュレスのドアは窓をモーターで動かし開閉を容易にし、ドアを閉めるとシートベルトがスルスルと前にせり出してくるのが面白いが、壊れるのが怖い。

    室内は見慣れた風景ではあるが、ウッドパネルにレザーシートが奢られた雰囲気が良い。スタートボタンを押すと、アイドルを上げるため「ボー」という相応の音を周囲に響かせ、スポーティーな印象を強くする。このまま行くとエキゾーストからはそれなりのボリュームの音が耳に届くものと想像するも、走りだすとそうでもないことに気付く。

    今や少数になりつつある6気筒エンジンを搭載するこの車、高揚感に欠ける部分もあるとは言うものの、窓を開け、音を聞き漏らすまいと走ることに小さな喜びを感じる。普段は穏やかな雰囲気を持ちながらも、必要なときにはこちらの要求にしっかりと応えてくれる、セダンとは違うクーペならではのアピアランスを持つ、ジェントルなスポーツクーペである。

    発売以来、それなりのプライスが付いているが、モデル末期の現在、新車・中古車とも、価格もこなれてきた頃ではないかと想像する。官能性が薄れたとは言え、直列6気筒エンジンを搭載する車としての高揚感は相応にあり、この価格帯で入手できる車として、それなりの満足度は得られるのではと思う。

    そろそろ4ドアを卒業しても良いかと逡巡する貴方に、Mモデルに刺激を求めるのも良し、アルピナの上質感に触れるのも素敵だが、手ごろな大人のスポーツクーペとして一見に値するのではないか。
    満足している点
    BMW「Luxary」ライン。クロームで加飾されたドアモール、標準の足回り、バンパーも大人しく、「M Sport」が選ばれることが多い中、どんな人がこれを選ぶのだろうか、と思っていた。

    その「Luxary」。濃色系のボディーにクロームのモールが映え、伸びやかなボディーラインに19インチアロイホイールの組合せも悪くない。ベージュのレザーインテリアと相まり、Luxary感溢れる。

    直列6気筒をターボチャージャーで加給するN55B30Aを搭載。新しいモジュラーエンジンに替わられ、既に型落ちとなっているこのエンジン、3500rpm~4000rpm辺りが美味しく感じられると見た。4000rpmを超えターボバンと思われる領域に入ると急かされる感が強くなる、その手前の部分。「さあ、今から行くぞ」という雰囲気を感じながらパドルを操り、「フォー」という綺麗なハミングを聞き、ワインディングをトレースする行為は気持ちが大変良い。

    車の性格を決めるのは、エンジンの要素によるものが大きく、気持ちの良いエンジンは本当に素敵だ。この車はリミットまで回さずとも美味しい回転域を使い、ジェントルに走らせるのが似合うような車と見た。
    不満な点
    リミット付近まで回転を上げた時、耳に届く音がどこか機械的で平板な印象が強く、高揚感に乏しいのはこのエンジンの魅力に薄い部分だ。この辺りの官能性は、回転の上昇と共に沸き立つエンジン音に、吸気音と排気音がシンフォニーを奏でるNA時代のストレート6には適わない。

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