スバルサンバーEN07エンジンのウオーターポンプ交換について。

Question

知人がユーチューブなどを参考にサンバーTT1のウオーターポンプを交換しようとして、エンジンが再始動できないと連絡がきました。交換する前まではエンジンは動いており、交換後に始動させようとしてかからないということらしいです。

セルは勢いよく回り、クランクプーリーの合わせマークとカム側の合わせマークに合わせているが、ぷすぷす言って始動しないと言っています。

「微妙にズレているのではないのか?」「分解前に合わせマークとベルトにマーカーで目印をつけて単に元に戻せば普通に指導できるはずだ」と指摘しましたが、合わせマークは組み付けた後で何回回してもあっており、ベルトは新品に変えたので分からないらしいです。他のところはいじっていないと言っていますが、可能性としてバルブを突いてしまったのか、どこかが外したままになっているとか、どちらにせよ何かヘマをしたのではないかと思っています。

明日の夜に見に行くことになっているのですが、自分はバイクの整備が趣味程度で整備士さんなどではありません。

そこで質問です。

スバルサンバーEN07エンジンは、合わせマークに合わせてもカムもしくはクランク側を誤って一回りさせるなどした場合に、点火タイミング等にずれが生じるタイプのエンジンでしょうか?。

仮にそうなら4気筒らしいのでクランクプーリーを一回転づつ回して送っていき、合わせマークに合わせていけば始動する様な方法で始動できるのではないか。その場合、バルブをついてしまうエンジンなのか?も含めてアドバイスをください。

詳しい方、よろしくお願いします。

Answer 1

ValveTimingの狂いでしょう。

4ストローク機関のC/C減速比は1/2なのでBeltが動けばTimingも当然狂います。
画像を添付しましたので参考にしてください（赤色は小生が作業する時に付けたクレヨンの色。黄色の矢印は貴殿の質問に合わせて付けたのですが見灘いかも）。

最大要点は：
正確に1番気筒（カムプーリー側）の圧縮工程の上死点を出す事です。
...4気筒はクランク軸の1番と4番が同位置に在り同時に動いていますので判断はカムカバーを外してクランクプーリーを回しながら4番のEX弁が閉じつつIN弁が開き始める瞬間が1番の上死点なのでここで止めてクランクプーリーボスのキィ溝が機関垂線真上（すなわち此処でプーリーの合いマークとAlダイキャスト製フロントカバーの合いマークが合致するが基本はキイ溝）となる。クランク軸は此処で止める。

次：
カムシャフト側はフロントカムカバーの合いマークとカムプーリーの合いマークを合わせる事（もしクランク軸の1番圧縮上死点が出ていなければコクドベルト（タイベル）を外してカムプーリーを回して正確に合いマークに合わせる。

あとは：
コクドベルトを掛けてテンショナーを張り、再度合いマークの位置づれは無いかの確認。次にクランクプーリーを手動で2～3回転したのち、もう一度合いマークのずれは無いかの確認。ズレていれば作業ミス！もう一度、性根を据えて！やり直し。

ん、なところです。

バルブリセッションが有りますので、機関回転を上げていない限り弁系は無事と思います。

困ったときは、お互い様です。ご質問は遠慮なくお願いします♪

謝

質問者からのお礼コメント

教えていただいた方法で無事リスタートできました。ベルトのマーキングはかなり狂っておりました。

やはり、自分程度のレベルでは、いちから自分で修理する方が楽なのだと痛感し、色々と学ぶことの多い案件でした。少し水泳ができる程度の素人が溺れている人の人命救助をしてはならないという教訓です。

奇跡のおっさん様もありがとうございました。後輩のベルトのマークが間違いなければ、ご指導通りでした。心より深謝。

Answer 2

小池BBAの様に英字取り混ぜてウザい怪答も有りますが…笑
此のエンジンは構造上バルブとピストンはぶっつからないから大丈夫。
もう、アイマーク手法は使えないから、スバルの整備書の手法でやり直すしか無いね。

Answer 3

タイミングがズレている。初爆も無いのなら2コマはズレている。
もちろん回しているうちに適正な位置に合う訳が無い。
何故YouTubeなんだ。ディーラーや最寄りの整備工場から資料を取り寄せ再整備。クランキング出来るならバルブクラッシュは無い。