2025年4月
■2025年4月
アウディジャパンは、ミッドサイズSUV電気自動車(BEV)「SQ6 e-tron」を2025年3月25日に発表、同年4月15日に発売する。
「SQ6 e-tron」は、同時に発売される「Q6 e-tron」のスポーツグレードだ。アウディがポルシェと共同開発したスポーティでハイパフォーマンスと謳うBEV専用プラットフォームPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を採用した初の市販モデルとなる。ボディサイズは全長4770mm×全幅1965mm×全高1670mmで、ホイールベースは2895mm。PPEの採用により、長いホイールベースと非常に短いオーバーハングが特徴で、「ダイナミックなシルエットを形成して先進的なスタイルを際立たせた」とアピールされている。
パワーユニットは、システム最高出力360kW(ローンチコントロール使用時は380kW)、フロントに最大トルク275Nm、リアに最大トルク580Nmを発生する電動モーターを1基ずつ装備。新開発リチウムイオンバッテリーの総容量は100kWhで、0~100km/h加速は4.3秒、最高速度は230km/h、WLTCモードでの一充電走行距離は672km、同交流電力消費率は158Wh/kmと公表されている。
エクステリアでは、アップライトなフロントフェイスに立体的な造形のシングルフレームとサイドエアインテークを装備した。サイドウィンドウエリアは、車両後方に向かってわずかに細くなり、緩やかに傾斜したDピラーを採用。また、リアライトからリアドアへと流れるラインが、アウディのデザインDNAにおける重要な要素というDピラー下部のquattro(クワトロ)ブリスターを際立たせている。その他、計61個のLEDセグメントを備えた新設計されたマトリクスLEDヘッドライトを搭載。第2世代のデジタルOLEDリアライトには、合計360のセグメントを備えた6枚のOLEDパネルを装備した。ヘッドライトとリアライトのいずれも8パターンのライティングが選択可能となっている。
インテリアは、デザインとエルゴノミクス(人間工学)の2つの視点により、立体的でハイコントラストな3Dデザインを採用。新しい電子アーキテクチャーをベースに、完全なコネクテッド機能を備えたデジタルインテリアも特徴で、MMIパノラマディスプレイとMMIパッセンジャーディスプレイから構成されるデジタルステージがそのハイライトとなる。スリムな独立型MMIパノラマディスプレイは、曲面デザインとOLEDテクノロジーを採用し、11.9インチのバーチャルコックピットプラスと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成。運転席側は曲線を基調としたデザインで、凹面形状のディスプレイがドライバーに向けられている。加えて、助手席側にはアクティブプライバシーモードを備えた10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイを装備した。