2009年1月
■2009年1月
A3からS8まで幅広いラインナップを備えると同時にS5やR8など、個性的なモデルもラインナップに加えているアウディが、2008年6月、史上最強のスポーツモデルとしてRS6アバントを投入した。これはA6アバントのステーションワゴンボディをベースに、5.0リッターのV型10気筒ツインターボFSIエンジンを搭載したモデル。パワーはアウディ史上最強となる426kW(580ps)を発生し、最新のクワトロフルタイム4WDシステム、DRC(ダイナミック・ライド・コントロール)付きスポーツサスペンションなどと組み合わされている。トランスミッションは6速のティプトロニックで、ハンドル位置は左右の選択が可能だ。アウディは以前からハイパフォーマンスモデルにSまたはRSのグレード名を付けており、100%子会社のクワトロがその開発・生産を担当する。今回のRS6アバントも同様で、1997年のS6プラスをルーツとし、2002年には初代RS6をデビューさせている。圧倒的なパフォーマンスを示すだけでなく、リヤビューカメラ付きAPS(アウディ・パーキング・システム)、地上デジタルテレビ対応のMMI(マルチメディア・インターフェイス)、i-Podなど携帯オーディオプレーヤーとの接続を可能とするAMI(アウディ・ミュージック・インターフェイス)などを標準装備し、高い快適性も確保した。2009年1月には内外装のデザインに手を加えるとともにセダンのRS6を追加し、最新の運転支援システムをオプション設定した。