やや古くなりましたが凄い車です。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、いわゆる庶民の私にはA8は夢にまで見た車です。
前にもお話した様に家族もゆ
2009.7.11
- 総評
- やや古くなりましたが凄い車です。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、いわゆる庶民の私にはA8は夢にまで見た車です。
前にもお話した様に家族もゆったり乗れるミニバンを初めは探していました。しかしどれもこれも大きく、走れる事と所有満足度を満たしてくれるミニバンが私には見つけられませんでした。
大きい事以外全く共通点がないとも言えますが、この先子供の教育費等でそうそう車を買い替える余裕がなくなると考え、この車を買ってしまいました。まさに一大決心でした。
いわゆるFセグメントと言われる各自動車会社の最も大きいクラスでかつ高級といわれるクラスです。その中でも唯一AWDだったのはアウディーA8だけでした。(今はLSハイブリッドがありますが、やはりスポーツできるのはA8とS8でしょう。)
まだ一番末の子供が小さいのでA8の後席に乗る子供たちのスペースはかなり広いと言えます。
とにかく自分の車を評するのにこういう言い方は変ですが本当に高級車だと思います。
Fセグメントですのでかなり大きいですが、大きくてちょっとなーと思ったのは初めの3ヶ月間位でした。
とにかくキビキビ動かすとそれができる車です。シャコタンの車の様に(乗った事はないのですが、)キュイキュイ曲り走れます。そして大きさに慣れると感覚的には大きくなったA4位の車と大差なく運転する事ができます。(実際はスピードを上げて深くハンドルを切り込む場合は若干旋回Gが大きいのですが、コーナーリングも速いからとも言えます。)
すごくスポーティーなFセグメントの車です。
乗り味はアダプティブエアサスペンションのお陰で速くはダイナミックで硬いしっかり脚になり、危なげなく、低く、ゆっくりは高級車に恥じないコンフォートで快適な乗り心地です。そんなのいちいちするのが面倒くさければ、オートマチックにしておけばゆっくりは乗り心地良くスピードを上げれば低くなり地面に張り付く走りが得られます。変な荒れ地を走らなければならない時は(この車ではあんまりそんな所行くべきではないのですが)リフトモードにするとオフロード車の様に車高が上がります。もっともこの場合はゆっくり走らなければなりませんが。
- 満足している点
- 何といってもV8 4.2L直噴エンジンは素敵なエンジンです。滑らかで、低速トルクも十分で、しかもこのトルクの厚さでは十分高回転まで回ると言って良いスポーツエンジンです。ブレーキも何かダイレクト感が乏しいかと初めは思いましたが、慣れると(あたりがついてか?)素晴らしいブレーキです。また高速から止まる時は何故かよりしっかりする頼もしいブレーキです。
どちらかというと一人乗りの時は、ガバッとアクセルを踏むのが好きな私ですがAWDといえどもタイヤの摩耗は非常に早いです。それ程の凄いパワーです。
街乗りも言う事ないのですが、高速は惚れ惚れします。ダイナミックにすると道に吸いつくように走れます。またワインディングも殊の外得意で一般道路なら高速も含めてきわめてスポーツカーの様に走れます。今まで乗ってきたどの車でも間に合わなかった信号が楽々渡れるようになりました。違うか?(もちろん広い安全な所です)
またV8 エンジンの音もアメリカンとも違いまたV6 ともやはり違い。またレクサスの様な物足りなさでもなくいわゆるヨーロピアンV8 エンジン音でしびれます。
また塗装も良く磨きがいがあり、ピカピカに出来ます。とりあえず買ってすぐに高いコーティングはしましたがその甲斐がある塗装の良さです。絶対に購入して傷がつく前に高いと思ってもコーティングすべきだと思います。あとの洗車や手入れのし易さは格段に違ってきます。不思議なもので綺麗ならば過剰に綺麗にしようと頑張れますが、一度傷ついたり汚れが落ちなくなってくると磨くのが嫌になってしまいます。がんばりましょう(なんじゃそりゃ)。
あとコンフォートパッケージですがシートの送風は意外に使えます。
- 不満な点
- 燃費が悪いのは仕方ありません。ハイブリッド全盛のきょう日にはマッチしない車と言えましょう。
あと静粛性に文句はありませんがレクサスLS と比べると異様な静けさという感じではありません。まあ十分な静粛性だと思いますが。
相変わらずオートワイパーは馬鹿だと思います。私の拭きたいスピードとはマッチしません。これはアウディー全車に言える事ですが。
ソーラーサンルーフの自動換気は今の所期待していた程の実力ではありません。が少し暑くない気はします。これからの季節ではっきりすると思います。
この車の一番の弱点は変速機です。アウディーの誇るティプトロニックももはや7速Sトロニックが存在する今では色褪せます。エンジン、ハンドリング、シャーシとも最先端レベルと遜色ありませんが、唯一ティプトロだけが時代遅れになりました。ごく普通の良く出来たオートマですが、ショック、レスポンス(パドルシフト使用時に特にこのレスポンスが悪い。低速トルクのお陰でボロ隠し出来ますが)とも最先端とは呼べなくなりました。8速ティプトロニックか7速Sトロニックが欲しい所です。
A8 はセキュリティーとナビ画面連動各種ディバイスが複雑でいじり難い車ですが、これから高級感を損なわず、かつヤンキー車にならないようにより使いやすくしていきたいと思います。
比較的低走行距離のA8を選ぶのはなかなか大変でした。価格を考えなければもう少し楽だったかもしれませんが、一応価格設定をしてかつ自分の希望に合う車を探すのはなかなか大変でした。しかし楽しい事でした。私にとって初めての中古車購入でしたので様々な不安がありましたが、今回の事で色々勉強にもなりました。とにかく妥協しない事だと思います。程度が良くていい車はほとんど新車と変わりません。そして意外にみつかるものです。
とうとうドイツ本国ではこの秋ニューA8がお目見えするはずです。私としては期待半分。正直なところ自分のA8が古いモデルになる寂しさと両方ですが、この車に興味ある方は現在のA8は十分ここ5年以上通用する車だと思いますのでご検討頂ければと思います。(私はアウディーが好きなだけで全く会社とは関係ありませんが 笑)力が入ってしまい長々と書き、読んで頂きありがとうございました。其々に素敵なカーライフがおくれるよう願っています。
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