アウディ A6アバント (ワゴン) のみんなの質問

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アウディA6の左右独立エアコンについて教えてください!!

アウディA6アバントかメルセデスEクラスステーションワゴンの購入を考えています。(どちらも新車)
A6は左右のみ独立エアコンですが、メルセデスは左右前後が独立しています。
この差というのはどの程度あるのでしょうか?

試乗しても、今は気候も良いのでよくわかりません。
気持ち的にはA6に傾いているのですが、
スキーは年に7~8回行きますし、比較的、車には乗る方なので、
夏のエアコンのかかり具合も心配です。
かなりの差があるのならば、A6を諦めることも考えています。

ご意見をお聞かせください!
よろしくお願いします!!

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ベストアンサーに選ばれた回答

●ベンツの3ゾーン空調システム
前席の左右の温度制御と後席の温度制御の3箇所にわけて温度調整ができる構造になっています。しかし後席吹出口は次の構造になっています。

(1) 後席胸元へ吹出口 … センターコンソール後端から左右に。温度制御が可能

(2) 後席足下への吹出口 … 前シートの下部から後席の足下へ。左右それぞれ。前席足下へ吹出口の空調風の温度を左右で平均化したものを配風。温度制御はできない

●アウディの前席左右独立空調システム+後席胸元吹出口
後席への吹出口はベンツの3ゾーンと同様、下記の2種類あります。

(1) 後席胸元への吹出口 … 前席胸元吹出口から前席へ配風される左右の空調風の温度を平均したものを配風。温度制御はできないが、前席の左右の温度制御にしたがう

(2) 後席足下への吹出口 … 上記のベンツと同様

●後席の空調快適性
夏季と冬季にわけて説明いたします。

(1) 夏季 … 主に後席胸元吹出口を使っているように思われますが、違います。後席の温度を決めているのは、前席胸元吹出口からの空調風です。これが後席温度の80%くらいを決めてしまいます。残り20%くらいが、後席用胸元吹出口からの配風で決まります。

これは前席向けの空調風の配風量が、後席向けよりはるかに多いからです。前席胸元吹出口からの空調風は、前席とフロント・ドアの間、および前席左右の間の空間を通過して、後席へ配風されます。前席の左右の乗員の胸元へ吹出口を向けても、前席乗員の胸元で渦を巻いて、その後、後席へ流れてきます。

(2) 冬季 … 基本的に後席胸元吹出口は使いません。後席の足下吹出口のみを使います。この時、ベンツとアウディは同じ制御です。なおドイツは日本での北海道と同じ程度の気候のため、空調システムは暖房中心につくられています。このため後席足下の吹出口は、ほとんどのドイツ車に装着されています(日本車は安い車には付いていません)。また暖房時の空調風の配風量は、日本車の1.2~1.4倍程度あり、暖房性能が充実しています。
●後席向け胸元吹出口の機能は低い
後席用胸元への吹出口の機能は、空調全体からいえば、あまり高くなく、高級車としての「アイコン」と考えていただいて結構です。というのは、センターコンソールの中央の後端に設けた吹出口の高さが問題なのです。前席の胸元向け吹出口は、乗員が座ると、ほぼ胸元の高さです。一方、後席の胸元吹出口は、膝の高さです。この低い高さから、多くの風量を吹き出すと、後席乗員の膝や大腿部を冷却させる原因になり、30分間程度で不快な状態になります。このため現在のような後席向け胸元吹出口からは多くの空調風を配風できないのです。

●まとめ
ベンツEクラスやBMWの5シリーズの後席向け胸元吹出口は、温度制御が可能になっているのに対し、アウディのA6には、温度制御がありません。しかし上記の説明のように、この吹出口からの配風は、後席の熱環境形成にはあまり貢献していないため、前記の車種缶の差は小さいと考えていただいて結構です。

夏季の熱環境に影響が大きいのは、日射の車室内への侵入です。後席で日射熱負荷を軽減するには、リアウィンドウやリアのサイド・ウィンドウにスクリーン(カーテン)があることが望ましいです。

カーテンでの熱侵入阻止効果はあまり高くありませんが、太陽からの光量が減る(暗くなること)と、あまり暑く感じないという効果があり、心理的な効果が期待できます。特に最近の車両は、リア・ウィンドウの傾斜が水平に近くなって、後席乗員の後頭部への直達日射が不快の原因になります。これもスクリーンがあれば、かなり軽減できます。

冬季での影響で大きいのは、シート地です。もし革製のばあい、必ず、シートヒータを装着してください。特に前席は必要です。革は熱伝導性が良く、体表面温度を下げてしまいます。欧州車のシートヒータは、日本車と異なって、高い能力をしており、長くても2,3分間もすれば、暑くなるほどです。

ちょっと細かい話ですが、BMWなどでは、吹出口の胸元と足下の配風温度差を調整できる機能があります。これも夏季、冬季で調整することでより快適になります。

簡単ですが、ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2009.5.13 17:11

みなさん、ご丁寧な回答をありがとうございました。
とても詳しくお答え下さった方をベストアンサーにさせていただきました。
でも、みなさんのたくさんのお話で、心配だったことがスッキリして安心して車を選べると思います。
どうもありがとうございました。
購入そのものは来月になりそうですが、新しい車を満喫したいと思います。
どうもありがとうございました。

その他の回答 (3件)

  • A6アバント&A4アバント乗りです。
    後席のエアコンですが、冷えすぎる位なのでほとんどOFFにしてます。
    夏場の乗車直後のみONにします。

    冬場はシートヒーターが心地よいので、エアコンは補助的です。
    私もよくスキーに行きますが、クワトロであるだけでA6の優位性は明らかです。
    スキーキャリアつけて4人分のスキー荷物が余裕で積めるのも魅力でしょう。

    結論:A6アバントなら後席エアコンはそれほど重要ではありません。

  • 独立エアコンじゃないですよ。A6にエアコンが2機、Eにエアコンが3機搭載されているわけではありません。温度調整が独立しているというだけです。

    エアコンの冷やす方の機能だけでは細かな温度調整ができないので、冷えた空気を暖めながら調整を行います。独立していないエアコンというのは、これを一カ所で行って、全席と後席に空気を送っています。これが左右独立か、さらに後席まで独立かということです。一般的に左右で独立しているエアコンは、助手席と後席が一緒で運転席だけが独立しています。

    全体的な能力は、そもそも1機しかないエアコン本体の能力になりますが、これは現代の同クラスのドイツ車であれば変わりありません。

    ですから常に後席にも人を乗せる方で、しかもその方が寒がりだったり暑がりだったりするのであればEのエアコンは有効かもしれませんが、実際にはあれだけの狭い、そして仕切られていない空間での話です。また夏に寒いのが嫌いな方が助手席にいると、温度設定をいくら上げても運転席の風がまわっていきますから、結局吹き出し口を閉じることになりますし、それほど完璧で、ものすごい有効性があるというものでもありません。

    温度調整機能に関しては、車選びの基準から外してしまってもいいと思います。好きな車を買われた方がいいと思いますが。

  • A6も後席用のエアコンの吹き出し口はありますから、効き具合に大差はありません。

    スキーに行くことが多いなら、後席にもシートヒーターが付いてるA6の方がいいと思いますけどね。

    要は前後席で独立して温度調節できるエアコンのEを取るか、あるいは前席のみならず後席にもシートヒーターが付いたA6を選ぶかでしょう。

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