日産ＧＴ－Ｒについてですが…

Question

中傷ではありませんが、私にはそのスペックや価格がいかに、ポルシェやアストンマーチン、マセラティなどに近くとも、とても「高級スポーツカー」として同列に見ることが出来ません…
デザイン的にはリアの処理などがなんだか「やぼったい」というか…

ＧＴーＲファンの方はもちろん、皆さまはいかが思われますか？

Answer 1

誰が高級スポーツカーと言い出したのかわかりませんが、GT-Rは高級スポーツカーとはいえないでしょう。

スポーツカーという定義自体あいまいではありますが、人に寄ってはスポーツカーとすら呼ばない人もいるでしょう。

まずは「高級」の部分についてです。
確かにあのパフォーマンスを作り上げる為にそれなりの金額になってはいるものの決して高級ではありません。
またあのパフォーマンスを考えればあの金額は安いくらいではないでしょうか？
混流生産技術の賜物ですね。

次に「スポーツカー」の部分です。
スポーツカーを「サーキットで速いタイムで走れる車」と定義するか「スポーツ走行を楽しめる車」と定義するかに寄ります。
質問者さんが挙げられているアストンマーチン、マセラティは後者ですね。いくつかのポルシェやGT-Rは前者です。

前者は時にスポーツカーと呼ばれずハイパフォーマンスカーと呼ばれます。
これは性能”だけ”に特化しているという揶揄の意味も含むことがあります。
日本車で言えばインプレッサWRX STIや前者、RX-8は後者でしょうか？（RX-8ってそんな速くないですから、、、）

アストンマーチンやマセラティは内装の質感やデザインに多大なコストを費やします。
しかも速さの追及と官能的デザインを両方追求します。
またエンジンについても速さを求めれば現在の技術レベルにおいてはV12なんてただのお荷物です。

しかしその官能性と孤高の魅力を車に備えさせる為だけにアストンマーチンはV12にこだわります。


アストンマーチンやマセラティは「官能性」を追求するのに対してGT-Rは「速さ」を追求しています。

GT-Rはエンジンサウンドや排気サウンド（特に前者）がバランスの良い音をしていますが別段興奮しません。
しかしアストンマーチンやマセラティの音はそれだけの為にお金を払う価値を見出せます。

スタイリングもGT-Rを美しいと思う人はいないでしょう。
確かに機能美はあるもののまっとうなセンスの持ち主であれば「美しくない」と思うでしょう。

それに対してアストンマーチンやマセラティの美しさといったらありませんね、ずっと眺めていたい気分になります。


GT-Rは筋肉の塊
アストンマーチンは文武両道の絶世の美女です

質問者からのお礼コメント

皆さま、ご回答本当にありがとうございます。
ＢＡは「性能」（スペック）と「官能」という非常に分かりやすい比喩で、ご回答頂いたsigncoffeesign様へ進呈いたします。
故忌野清志郎さんの曲にが、「男が乗るもの」の比喩として「女性」と「バイク」があったことを思い出しました。

ＧＴ－Ｒは「ボディービルダー」、アストンやマセラティはしなやかな「アスリート」とも言えるかもしれませんね。

Answer 2

■後先考えずに買ってしまいましたが、非常に満足しています。外観には賛否あるようですが、私は気に入っています。フェラーリのような色気は有りませんが、兵器的なオーラは有ると思います。走る・曲がる（・止まる）の動力性能は、申し分ありません。興味のある方は、無理してでも買いましょう。後悔はしませんよ。多分。
■外観 兵器、戦車、ガンダムとの風評がありますが、そこがいいのです。日本人は色気を演出するデザイン力に乏しく、よしんばデザインできても発売する勇気がないですから。
■圧倒的な動力性能 加速は強烈です。（初めて試乗した時からその魔力に取りつかれました。）コーナーでもよく踏ん張ります。路面をタイヤが掴んでいるという感覚がよく伝わり、安心してアクセルが踏めます。私のようなヘタでも安心してそれなりのスピードが楽しめます。ミッションはなかなかお利口さんで、オートモードで流しているときにはこまめにシフトアップ・ダウンしてくれます。お買い物にちょっとお出かけするのにもいいですよ。踏み込むと別世界へワープ！マニュアルモードの方が車を操っているという感じがしますが、ヘタはオートモードの方が速い！スポーツカーにマニュアルミッションがないのは残念と言われる方もおいでるようですが、私はその必要性は感じません。ヘタは色んなことを一ぺんにはできないのだ。
■足 以前試乗した初期型はガチガチ・ゴツゴツでしたが、2008.12一部改良により、低速ではある程度しなやかに、中速以上ではしっかり踏ん張るようになったようです。
■タイヤ（ダンロップ） グリップが強い割に耐摩耗性も高いように感じます。
■ブレーキ 十分強烈かつコントローラブルですが、フィーリングが今少しという気がしないでもありません。
■内装 シフト表示が見やすくて好ましい。マルチファンクションディスプレイはなかなかよろしい。ブラックエディションなので、赤のアクセントが気に入っています。
■燃費 気にして乗る車ではありませんが、峠中心で５Km/l台は立派だと思います。
■値段 ボンビーな私にとっては分不相応ですが、性能から考えればリーズナブルだと思います。
■インパネデザイン メーター周りはいいんですが、ナビから下がちょっとお粗末。ハンドル中央のGT－Rロゴはご勘弁。子どものおもちゃみたい。ま、おもちゃですが。
■シートのホールド性が今一歩。
■ローター攻撃性が高いようです。
■タイヤのNHPCへの持ち込みは難しいようです。保証書記載事項(銘柄指定はあるが、NHPCで買わないといけないとは書いていない)、独○○○法抵触の疑い？ちなみに５５万円位。
持込みできるNHPCならタイヤ代２５万円＋工賃等８万円
■21年登録車なのに地デジが標準では付いていない。純正地デジをつけるのに15万円ですと。なめとんのか？
■なつかしのCFカードであった。マルチメディアにしろよ！
■保証継続前提でサーキット走行するためには、走行前後点検で1回15万円くらい？かかるようです。そんなにすぐ壊れるのん？
■しばらく乗って故障がないようなら、保証継続を気にせず、信頼のおけるショップでメンテ、チューニングすることを考えた方がよいかもしれません。保証を継続するためには、殆ど何にもいじれないし、メンテ費用も独占価格です。
■個人的に短所も感じますが、それを補って余りある長所があり、大満足です。

ということで、「高額」スポーツカーですね。

Answer 3

GT－RはR３２～３４GTRの改造暴走車のイメージを払拭するために、作られたと思います。
その目的は十分果たしたと思いますが、造形的な部分は未だ発展途上であると思います。