2003年7月
■2003年7月
アルファロメオのGTVをベースに、フルオープンのスパイダーボディとしたのが、このモデルだ。全長が4290mm、全幅が1780mmというボディサイズは、GTVとまったく変わらない。サイドラインを後方に向けて大きく持ち上げたGTVのボディスタイルは、オープンボディにアレンジしてもバランスを崩さず、スタイリッシュな仕上がりを見せている。ボディの中央にロールバーが装着されないため、ソフトトップを降ろしてフルオープン状態にした時のスタイリングもとても美しい。輸入されているアルファスパイダーのエンジンは、以前は2リッターのツインスパークだったが、2003年6月に発表された新型ではGTVが搭載するのと同じタイプのV型6気筒の3.2リッターに変更されている。最高出力は240馬力、最大トルクは29.4kg-mをマークしており、1470kgの車両重量であっても十分な動力性能だ。トランスミッションも5速マニュアルからGTVと同じく6速マニュアルに変更を受けており、エンジンパワーを有効に生かしたスポーティな走りが楽しめるようになった。AT仕様の設定はされていない。フルオープンボディによるスポーティドライビングの総快感は、アルファロメオの魅力そのものといってよいだろう。
■2004年7月
1996年1月にデビュー。GTVをベースとし、ピニンファリーナとの共同開発で生まれた美しいオープンボディスタイルをもつ。全長が4295mm、全幅が1780mmというボディサイズは、GTVとまったく変わらない。サイドラインを後方に向けて大きく持ち上げたボディスタイルは、4灯式ヘッドライトを採用した個性的なフロントマスクと併せ、スタイリッシュな仕上がりを見せている。ボディの中央にロールバーが装着されないため、ソフトトップを降ろしてフルオープン状態にした時のスタイリングもとても美しい。エンジンは発売当初2リッターのツインスパークだったが、2001年8月に3リッターV6に変更された。そして2003年6月から3.2リッターV6になり、翌2004年7月には再び2リッターツインスパークが追加されている。ATの設定はされていない。フルオープンボディによるスポーティドライビングの爽快感は、アルファロメオの魅力そのものといってよいだろう。サスペンションはフロント側がストラット、リヤ側がマルチリンクという組み合わせだ。これまでのマイナーチンジで、何度か外観も変更されている。