さすがイタリア車
1999年式 所有10年目 85000km走行 フルノーマル
購入当時まったくアルファに興味がなくファミリーカーとしてアメ車クーペ
2008.1.12
- 総評
- さすがイタリア車
1999年式 所有10年目 85000km走行 フルノーマル
購入当時まったくアルファに興味がなくファミリーカーとしてアメ車クーペからなんとなく乗り換えました。その後いろんな車を試乗したがこれからもまだまだ乗るつもりです。
アメ車は低速トルクがあり、町乗りはまったり乗れて好きでしたがアルファは回してトルクを出すので最初は疲れて後悔しました。ただ今は回して心地いいエンジン音、ワインディングでのスポーツ走行のハンドリングの楽しさ、細部までデザインされた内外装に、1年にいくつもニューカーを出す会社とは違うこだわりを感じます。
ただ冷静にみると国産車とは製造品質(いわゆるチリ合わせや故障の少なさ)は明らかに違いますし、消耗品や工賃も高いです(ドイツ車と比べても)。156になってからは距離を走っている中古車の多さを見れば分かる様に、基本は日々乗れる車です。しかしファミリーカーとしての使用はある意味フェラーリ乗る人より熱い気持ちが必要かもしれません。
- 満足している点
- ①エンジンに味がある。
高回転エンジンといわれますが実際にトルク、快音ともに1番おいしいのは三千から五千回転くらいの中速です。快音ですが音量はそうでもないのですごく迫力があるわけではありません。吸気パイプの美しさは400万のセダンのエンジンとは思えない。
②ハンドリングが楽しい
いわゆるクイックなハンドルでV6のフロントヘビーですが良く曲がります。ただあくまで中速でのワインディングの軽いスポーツ走行での話です。もともと速い車ではないですし、シャシー能力からしてハイスピード走行には向きません。さわやかな汗をかく感じが丁度よいです。足はちょうどよいしまった固めです。
③個性のあるデザイン
156本来のデザインである初期型のグリル周りの造詣、ボンネットの複雑なプレスラインがすばらしい。フェンダーのプレスラインも同様にすばらしい。後期型はいじりすぎ。前外ドアの重厚な取っ手はこのクラスでは二度と出ないでしょう。
よくも悪くもデザイン優先でつくられているが、室内空間は前席着座位置も高めで非常にまともで大人4人普通に座れます。このセダンの基本ができていたので長く乗れました。
内装のデザインもお金が非常にかかるとこで、デザイナーのセンスも問われるところですが、品良くスポーティにまとめてあります。革シートは最初期はしっとりした風合いで品があります。(途中からごわついたものになりました)腰のサポートが甘いので長時間の運転ですと腰が少し疲れます。
BMW,MBがまだ多少禁欲的なデザインであった当時はデザインしすぎかなとも思いましたが、ドイツ車がイケイケデザインになったいまでも見劣りしません。
純粋に車としてエンジニアリングは古くけっして高級ではないが、運転する楽しさ、お金をかけるポイントのこだわりと美しいものをつくるセンスのある車です。さすがイタリア。
- 不満な点
- 維持費が高い。(スポーツカーならまだ許せますけど、156はスポーティーカーですから)
タイミングベルト関係 3-4年に一回18万
クラッチレリーズベアリング(クラッチペダルがひっかかる用になる)3-4年に一回17万
タイヤ 2万kmでだめ、たいしてグリップ走行しなくてもキャンバー角が強いので内輪のみ減る。
車検基本工賃高い。(ディーラー)
電気を良く喰うのでバッテリー、オルタ等寿命が早い
燃費が悪い コンプレッサーに負荷かからないように常時つけているのもあるが
NA MTのたかが2,5Lで6L/km
売上げ台数が少ないディーラーを維持するためであろう部品がアッセンが多く、しかも高い。
デザインされたサイドミラー小さすぎて後ろ見えない。(159みたいに後ろ見えるけどダサいの は勘弁。しかし159を見ると156の反省点がよくわかります。)
アイドリング時ファンの音がうるさすぎ(近所迷惑)
各部たてつけが悪い(年々よくなるのが分かりましたけど)
小学1年生が外からドアがまだ開けれない。(前後のドアハンドル非常に開けずらく力が要る)
フラップ式駐車場に止めれない。サイドスカートに激突する。立体もみんなが降りた後に入らないと下をこする。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験