2018年9月
■2018年9月
FCAジャパンは、「アバルト595C」に一部仕様向上を施して、2018年8月29日に発表、同年9月8日に発売した。
今回の一部仕様向上では、搭載している「Uconnect(ユーコネクト)」を、「Apple CarPlay」と「Android Auto」のどちらにも対応可能な最新型とした。この新世代「ユーコネクト」では、スマートフォンとの連携が強化され、スマートフォン内のアプリケーションやコンテンツを「ユーコネクト」ディスプレイ内で確認および操作することが可能。地図アプリを利用して簡易的なナビゲーションを利用したり、好きな音楽アプリをそのまま車内で聴いたり、ハンズフリー通話といった機能を日頃から使い慣れているスマートフォンを接続するだけで、いつもと同様のインターフェイスで扱うことができる。またスクリーンサイズを5インチから7インチへ大型化して、視認性を向上した。
■2020年5月
FCAジャパンは、「アバルト595C」に特別仕様車「アバルト595C Pista(ピスタ)」を設定して、2020年4月21日に発表、同年5月16日に計240台限定で発売した。
「アバルト595C ピスタ」は、国内未導入の「595C」をベースに開発。ベース車比で20ps増となる最高出力165psの1.4リッターターボエンジンを搭載し、ハイパフォーマンスエキゾーストシステム「レコードモンツァ」を標準装備した。また、リアサスペンションにはKONI製FSDショックアブソーバーを搭載して、シャシーも強化した。
装備面では、マットブラック仕上げの17インチアルミホイールを装備するほか、フルオートエアコン(ダストポーレンフィルター付)やリアプライバシーガラスを特別装備。スポーティなルックスとともに快適性も高めている。
トランスミッションはATモード付5色シーケンシャルトランスミッション(MTA)と5速マニュアルトランスミッション(MT)を用意。通常は設定のないカブリオレのMT仕様も設定した。
ボディカラーは、通常は設定のない「Blu Podio(ブルー)」を採用。またリップスポイラーやブレーキキャリパー、ドアミラーカバー、リアディフューザーにイエローのアクセントカラーをあしらって、スポーティなイメージを強めている。
なお車名の「ピスタ」はイタリア語で“レーストラック”を意味し、数々のスポーティな装備によってパフォーマンスを高めたモデルに仕上げている。
■2020年9月
FCAジャパンは、「アバルト595C」に特別仕様車「esseesse(エッセエッセ)」を設定して、2020年8月25日に発表、同年9月19日に計135台限定で発売した。
「エッセエッセ」は、1963年に登場した595シリーズの原型である「フィアット・アバルト595」に、さらなるチューンを施した「フィアット・アバルト595 SS」をオマージュしたモデル。車名の 「エッセエッセ」は「SS]をイタリア語読みしたもので、「595 SS」同様にスポーツ性を高める排気系チューンやボディサイドのストライプをはじめとした専用アイテムを装備した。
ベースモデルは、通常はカブリオレには設定されていない「595 コンペティツィオーネ」で、エキゾーストシステムをレコードモンツァからアクラポビッチ製に変更した。ボディカラーは、「595 SS」を彷彿とさせる「Grigio Campovolo(グレー)」を設定。またホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプなどを採用した。
インテリアは、専用の赤いステッチが施されたSabelt製スポーツシートや専用カーボンインストルメントパネルを装備し、レースモデルをイメージさせる仕立てとした。
トランスミッションは、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(MTA)と5速マニュアルトランスミッション(MT)の2種類を用意。ステアリングは、全車右ハンドル仕様となる。
同年10月18日には価格改定を実施した。