アバルト５００に搭載された”MTA”ですが、写真を見ると、センター部に「１、N、R、Ａ／Ｍ」という４つのボタンがあるのですが、これはどうやって操作するのですか？

Question

いわゆるＡＴ車のような「Ｐ」がないので、駐車時はどうなるのか？
操作は、「パドルシフトを使う」と書いてありますが、バック（Ｒ）もパドルシフトを使うのですか？
”セミＡＴ”の意味も、よくわかっていません。
教えて下さい。

Answer 1

695と500Cに使われている「アバルト・コンペティツィオーネ」と呼ばる物ですね。
見た目は違いますが、中身はフィアットのデュアロジックやアルファロメオのセレスピードと一緒のシングルクラッチ式の２ペダルMTです。
元からデュアロジックのシフトレバーはスイッチでしか無いのでこれをフェラーリ風に押しボタン化して、パドルシフトに特化させたものだと思います。

ボタンは４つ、「１」と「N」と「R」と「A/M」だと思います。
「１」はATの「D」に当たるものらしいです。
「N」はニュートラル、「R」はリバース、「A/M」はATモードとMTモードの切り替えボタン。
「１」に入れて発進、このまま走ればATモードで変速は自動的に行われます。
「A/M」スイッチを押すとMTモードに切り替わりパドルシフトでの手動操作によるシフトのアップダウンが可能となります。
もう一回押すと再びATモードに。

Rはリバースですから多分停止時にRを押してリバースに切り替えるのだと思われます。
走行中は入らないのだろうと思います。

Nはニュートラルです。
ATではなくあくまでMTなのでPは無いです。
駐車時は「N」あるいは「１」（停止時はギアは1速に入ってます）
エンジン始動時はNに入れて、停車時は1速にいれておく、この辺は全くMTと一緒です。

アバルト695やアバルト500Cは実際に乗ったことが無いので良くわかりませんが、他の2ペダルMTから推測すると多分こんな感じだと思います。

質問者からのお礼コメント

大変ご丁寧な回答、ありがとうございます。主に日本車しか乗ったことがないのでこのＭＴＡは衝撃的で、操作方法が見ただけではわかりませんでした。私の住んでいる近郊には、ディーラーもなく、試乗もできそうにないですし。。。

Answer 2

アバルト500ってそんなのあったっけ？
改良されたのかな。
695 トリブート・フェラーリは知っていますか。
フェラーリのF1マチック（に似せたモノだけど）を載せています。
それとまったく同じです。

1は1速に入れる（AT車のDに相当）。
Nはニュートラル。
Rはリバース。
A/Mはオートマチック変速モードとマニュアル変速モードの切り替え。
変速作業はマニュアルの場合はパドルオンリー。

Pなんかあるわけないでしょ。クラッチ操作を自動化しただけのMTなんだから。
セミATといいますが、他にロボタイズドMTとか自動MT、AMTと呼びます。
普通はDCTとは違うシングルクラッチタイプを指します。

欧州車にはセミATが多いので、よくある方式です。


と思ったけど、デュラロジックにはPあるか。
EGSやF1マチックにはないんだけどなあ。
セレスピードはどうだったかな。