2019年5月
■2019年5月
BMWは、新型「3シリーズセダン」にプラグインハイブリッドの「330e M Sport」を2019年5月24日に発表、同日よりプレオーダーを開始し、同年9月下旬より順次納車を開始する。
330e M Sportのボディサイズは全長4715mm×全幅1825mm×全高1430mm、ホイールベース2850mm。伸びやかで力強いデザイン、従来2パーツに分かれていたキドニー・グリルは1つのフレームで縁取られ、より立体的な造形で水平方向への広がりを表現、低重心でアグレッシブなデザインとなった。ヘッドライトは下辺部の中央に鋭角の切り欠きを入れることで精悍な印象を与えている。
インテリアデザインも一新されており、新型BMW8シリーズから導入された「BMWオペレーティングシステム7.0」を採用、タッチ操作機能を備えた大型コントロールディスプレイと12.3インチのフルデジタルメーターパネルを備えた「BMWライブコクピット」を標準装備する。さらにBMWとしては初となるAIを活用したBMWインテリジェント・パーソナル・アシストを導入。これは音声によって車両の操作、情報へのアクセスが可能となり、より自然な会話に近い言葉で適切な機能やサービスを起動可能としている。
パワーユニットは先代モデルから約80%容量を拡大した10.3kWhのリチウムイオンバッテリーと、最高出力83kWのモーターに加え、2.0リッター直4ターボを搭載する。エンジンとモーターの組み合わせによって最高出力215kW(エキストラ・ブースト・モード使用時)、最大トルク420Nmを発生し、0-100km/h加速5.9秒を実現する動力性能を発揮し、電気モーターのみで時速120㎞まで、最低59㎞のゼロエミッション走行が可能となっている(各数値はヨーロッパ仕様)。
運転支援システムでは新たに導入された3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによって精度と正確性を向上。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、クロス・トラフィック・ウォーニングは標準装備。また、車両が直前に前進したルートを最大50mまで記憶し、同じルートをバックで正確に戻ることが可能なリバース・アシスト機能を備えた「パーキング・アシスタンス」も設定されている。
さらに「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」が新たに設定された。これは高速道路での渋滞時において、ステアリングから手を離して走行することが可能な運転システム。これは2019年夏以降のすべてのモデルに搭載されるという。