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東京モーターショー2019

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ニューモデル
2019.11.12

新型ロッキーは「あと乗り」ではない? 実は長いダイハツSUVの歴史 振り返る

発表されたばかりのダイハツ・ロッキー

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

1980年代に登場したクロスカントリーSUVの名前「ロッキー」を引き継いだ2世代目の新型ダイハツ・ロッキーは、DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)プラットホームを使った5ナンバーサイズのボディに、1Lターボエンジンの組み合わせ。ありそうでなかったクロスオーバーSUVとなっている。

先般開催された東京モーターショー2019でも2台が展示され、多くの来場者が入れ代わり立ち代わり車両をチェックしていたところを見ると、かなりのヒットが期待できそうな車種と言っていいのではないだろうか。

一過性のものと思われたSUVブームも気付けば早幾年。本格的スポーツカーメーカーから超高級車メーカーまで、いままでSUVをラインナップしてこなかったメーカーも続々と新型SUVを投入している。

小型車を得意とするダイハツも遅ればせながらようやくその「小型SUV」の波に乗ってきた、と思われる方もいらっしゃるかもしれない。

しかし、実はダイハツはコンパクトなSUVに関しては先駆者とも言えるほど長いヒストリーを持っているメーカーなのである。

今回はそんなダイハツSUVの歴史を振り返ってみよう。

1970年代にすでにLカーのSUVをリリース

ダイハツSUVの歴史をスタートさせたのは、1974年にデビューしたタフトだった。

当時の本格的な四輪駆動車は、トヨタ・ランドクルーザーや日産パトロールといった本格的な大型のタイプか、軽自動車のジムニーかという非常に極端なラインナップとなっていた。

そこに割って入ったタフトは、現在の軽自動車ほどのサイズのボディに1Lのガソリンエンジンを搭載したモデルだった。

とはいえ、ラダーフレームと4輪リーフリジッドアクスルのサスペンションを持つ本格的なもので、ルックスを含めて「ミニランクル」といった装いを持っていたのである。

なお1976年には、当時業務提携関係にあったトヨタから1.6Lガソリンエンジンの供給を受けてラインナップへ追加。

78年には自社製の2.5Lディーゼルエンジンを搭載して1Lガソリンエンジンを廃止するなど、ラインナップの変更が繰り返されている。

そして1980年にはトヨタにブリザードという名前でOEM供給を開始。OEMながらブリザードにはトヨタ製の2.2Lディーゼルエンジンのみが搭載されるという差別化が図られていた。

タフトのデビューから10年が経過した1984年にフルモデルチェンジを実施。名前をラガーへと改め、ボディサイズも一回り拡大されていた。

次項で細かく見ていこう。

タフトのフル刷新→ラガー→ロッキー追加

タフトのデビューから10年が経過した1984年にフルモデルチェンジを実施。名前をラガーへと改め、ボディサイズも一回り拡大されていた。

いっぽうラダーフレームと4輪リーフスプリングという点は継続されている。

ただ、ガソリンエンジンはラインナップせず、全グレードで2.8Lのディーゼルエンジンとなっていた。

なお93年のマイナーチェンジでは、外観の変更にとどまらず、足回りをフロントはダブルウィッシュボーン/トーションバーの独立式に、リアは5リンク/コイルにする大改良を受けた。

広げられたトレッドをカバーするために大型のオーバーフェンダーを装着。結果的にダイハツ車初の3ナンバー登録車となった。

そして1990年に新規車種として追加されたのが初代ロッキーとなる。すでに先んじてデビューしていたスズキ・エスクードがオンロード志向のSUVとして人気を集めていたことに注目したダイハツが、海外でフェローザの名前で販売されていたモデルを日本市場に投入したというのが成り立ちである。

しかしデビュー当初はATが存在せず、94年にはトヨタからRAV4が登場するなど販売面では苦戦する結果となり、97年にラガーと共に販売を終了。実質的な後継車種となるテリオスにバトンを渡す形となった。

そのテリオスも2006年にビーゴへとバトンタッチし、2016年3月まで販売が続けられていた。

つまり、1974年のタフトの登場から42年もの長きにわたってダイハツは小型SUVを作り続けていたのである。

今回の新型ロッキー登場までに3年もの月日が流れてしまったためすっかり過去の話になってしまったが、長年の積み重ねがあっての今回の新型ロッキー、と考えると受ける重みもまた違ったものになってくるのではないだろうか。

(AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN)

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