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東京オートサロン2019

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ニューモデル
2019.1.25

アストン マーティン・ヴァルキリー Q部門、理想的な空力パーツ提供 オーダー体験

もくじ

ー 最強のクルマに最高のパッケージ
ー 驚きべきパフォーマンス
ー 気になるオーダーメイドの手順とは?

最強のクルマに最高のパッケージ

アストン マーティンはヴァルキリー向けにエアロダイナミクスを重視したAMRトラック・パフォーマンス・パックを提供する。特殊なボディーパネルを組み合わせたこの仕様はサーキット場のラップタイムをおよそ8%も短縮できるとのこと。

パッケージは特殊なトレーニングを積んだメカニックが通常のヴァルキリーに施工し、全体のデザインはニューウェイが理想とする空気力学の形により近い。

AMRパッケージはダウンフォースを増加させる特殊なフロントカウルなどのボディーパネルや、超軽量チタン製ブレーキ、サーキット用セッティングのサスペンション、マットバックのマグネシウム製ホイール、そしてカーボンファイバー製のホイールディスクなどが含まれている。

アストン マーティンは数値流体力学(CFD)を用いてこのパッケージを設計したが、風洞実験などは実施していないためCd値やダウンフォースなどの計算はまだだ。

購入者は既存のアストン マーティンのボディーカラーに加え、AMRパッケージ限定の4つのメタリックカラーや、軽量ペイントを使用した3種類のボディーカラーが用意されている。通常の塗料が3kgや4kgの重量を増加させるところを、軽量ペイントはそれを0.7kgに抑えている。

内装も様々な材料やテクスチャが選択できる。購入者の多くはカーボンインテリアにパッド類を直接マウントするというスタイルを選んでいる。

驚きべきパフォーマンス

エンジンを担当したコスワースによると、ヴァルキリーに搭載されている6.5ℓV型12気筒自然吸気エンジンは1万500rpm時に1000ps以上を出力するという。

そして何よりも驚きなのが、このエンジンはたったの重さ204kgということ。コスワースの技術部門トップ、ブルース・ウッドによると、ピークトルクは7000rpmで75kg-mになるという。

リマックから供給された運動エネルギー回生システム(KERS)と組み合わさると総出力は1140psあたりになるだろう。ニューウェイが目指した「1:1(1ps:1kg)」から、車両重量は1100kgを少し超えるぐらいになると予想される。加速性能はまだ公表されていないが、最高速度では400km/hを超えるだろう。

今までに30人以上の購入者がゲイドンにあるアストン マーティンの本拠地を訪れ、シートの調整やAMRパッケージの適用、サーキット用の2台目の購入などを行なっている。

2019年中に残りの購入者とヴァルキリーの調整を行い、1号車は今年の終わり頃に届けられるとのこと。2020年には強化版のヴァルキリーAMR Proも登場する。

気になるオーダーメイドの手順とは?

ヴァルキリーの購入を検討しているなら、いくつかの手順を踏まないといけない。アストン マーティンのゲイドン本社にある特別な一部屋には、ヴァルキリーの精巧なモックアップが置かれ、トリムのサンプルを保管するドロワーやカラーサンプルなどが壁に設置されている。この部屋で購入者は自分専用のヴァルキリーを作ることができる。

わたしは実際に本社へ行った。そこでCGI担当のスチュアート・ボーテがコンピューターのソフトウェアを駆使し、わたしの希望通りのカラーやスペックなどを再現してくれた。カラーやトリムを担当するデザイナー、アルカ・ブラッドフォードは実際にどの組み合わせが可能か不可能かをひとつひとつ教えてくれた。

できるだけクルマの雰囲気を壊さないように、わたしはボディーカラーに軽量塗料のアーデングリーンを選択した。ダークシルバーのアーチに、ライトやインパネはカーボンデザイン、ガンメタリックのホイール、そしてブラックのアルカンターラレザーをチタン製のスイッチ類に施した。

AMRパケージのパネル類のカラーはスターリング・グリーンを選択。このメタリックな色はアストン マーティンの栄光ある歴史とそれを作り上げたドライバーたちへの想いが込められている。マグネシウムのホイールとカーボンのカバーとの組み合わせがなんとも素晴らしい作品を作り上げる。

ただ、わたしには到底このようなハイパーカーが購入できるわけでもなく、結局はわたしの特別な1台が単なるコンピューターのデータとしか存在できないというのがなんとも残念だ。

(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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