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パリモーターショー2014

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ニューモデル
2019.11.19

8代目新型ゴルフで「デジタル化」を加速するフォルクスワーゲンの戦術眼

Volkswagen Golf
フォルクスワーゲン ゴルフ


コクピットを“電化”

8代目となる新型フォルクスワーゲン ゴルフは、「デジタル コクピット」を標準搭載する。

「デジタル コクピット」は、10.25インチ液晶を用いたインストゥルメントパネル、8.25インチのインフォテインメント用のタッチ式センターディスプレイ、そして多機能スイッチを備えたステアリングホイールで構成。ライト類やデフロスターも、インストゥルメントパネル左側に設けた小型デジタルパネルで操作する。

さらに、SUVの「トゥアレグ」で量産車初採用された曲面メーターパネル「イノビジョン コクピット」もオプションで用意する。人間の眼球の自然なカーブを模倣したディスプレイは、画面の端に表示される警告灯まで明瞭に視認できるよう設計されたもの。

12.3インチの曲面パネル上には、速度計や電話帳、地図など必要な情報を画面全体に個別で表示したり、組み合わせて表示することができる。イノビジョン コクピットを選んだ場合、10インチのナビゲーションシステム「ディスカバー プロ」がセットになる。

スイッチ類をミニマル化

センタースクリーン下部には「タッチスライダー」と呼ぶ横長のバーを設け、ここに指を添わせることで、ボリュームやエアコンの調整をダイレクトに行うことができる。その下には、ハザードランプを囲むようにして運転支援システムや走行モード切り替え用コントロールを配置している。

センターコンソールもミニマル化が進む。シフトバイワイヤによるDSGトランスミッションは、小さなノブ状のスイッチでギアチェンジを行う。また、オプションで用意するスライディング パノラミック サンルーフは、スライダー下に指をかざして前後に払う素振りをするだけで開閉することができる。

また、ヘッドアップディスプレイは、せり上がり式のリフレクターに投影するタイプではなく、フロントウインドウ投影式になり、視認性が格段に向上している。

「ハロー、フォルクスワーゲン」

いよいよ浸透が加速する自然対話型音声認識システムも搭載。「ハロー、フォルクスワーゲン」と話しかければコマンドが起動し、「家に帰りたい」と語りかければナビゲーションが登録した自宅を目的地設定し、「ちょっと寒い」と言えばエアコンの設定温度が調整される。

また、単に音声を認識するだけでなく、運転席、助手席どちらの乗員が話しているのかも認識するという。つまり、運転手が「暑い」と言えば、そちら側のエアコン設定温度だけが下がるという塩梅だ。

“自分の仕様”をクラウド上に保存

ドアミラー角度やシート調整、エアコン温度、メーター表示など、個別にセッティングできる項目については、「自分仕様」を車両本体とクラウド上に保存できる。家族間での使用はもとより、カーシェアなど複数人による共有シーンを考慮したもので、「自分仕様」の情報を一度作っておきさえすれば、ゴルフに乗ればいつでも即座にシートやエアコンが最適の状態に調整されるようになる。

eSIMを組み込んだオンライン接続ユニット(OCN)も搭載。オンラインで様々なサービスを受けることができるため、ナビゲーションは常に最新の情報にアップデートされ、将来的にはルート沿いにドライバーの好みに合いそうなおすすめのレストランがあれば、自動で電話番号とともに表示され、そのまま予約することなども可能になるかもしれないという。

愛車の状態や駐車位置などの確認ができるコネクテッドサービス「We Connect」や「We Connect Plus」はもちろん、社有車の管理に最適な「We Connect Fleet」も開発。燃料のコスト管理も一目瞭然、車両位置をGPSで追跡したり、距離や燃費などを記録、分析することもできる。

デジタルを大衆化

「コネクティビティ」と「デジタル化」。8代目となる新型ゴルフがこの2点を重視する背景には、大衆車づくりを原点とするフォルクスワーゲンらしい意思が窺える。

8代目となる新型ゴルフは一見キープコンセプトのように見えて、其の実中身は最先端へ劇的に進化を遂げている。つまり顧客は、“いつものゴルフ”に乗りながら、実感として受け止めづらい「コネクティビティ」と「デジタル化」という現象を、日々の生活で「あ、便利だな」と思う機会が増えることで自然と体感することになる。

オーナーとゴルフはこれまで通りの親しみやすい距離感をキープしながら、しかし知らぬ間に新しい世界に馴染んでいくことになるわけだ。「デジタルを大衆化する」という新型ゴルフにはそんな使命が託されているのかもしれない。

(GENROQ Web 三代やよい)

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