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ロサンゼルスオートショー2017

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ニューモデル
2019.5.28

新型ポルシェ911(992) 日本発表 価格/エンジン/内外装/スペック解説

もくじ

ー はじめに 新型ポルシェ911(992)とは?
ー ポルシェ911(992)の外観
ー ポルシェ911(992)の内装
ー ポルシェ911(992)のシャシー
ー ポルシェ911(992)のパワートレイン
ー ポルシェ911(992)の装備
ー ポルシェ911(992)の価格/スペック

はじめに 新型ポルシェ911(992)とは?

2018年11月28日、ロサンゼルス・モーターショーでポルシェは新型911をワールドプレミア(世界初公開)した。

日本でも今年の1月に911カレラおよびカレラ4S、2月にカレラSカブリオレおよびカレラ4Sカブリオレの価格が発表され、予約受注が開始されたが、5月28日、いよいよ発売が開始された。

新型911は「タイプ992」と呼ばれ、初代から数えて8代目にあたる。

初代 タイプ901

初代は1963年9月12日、フランクフルト・モーターショーでデビューし、当初は901という車名だった。真ん中に0が入った3ケタ数字の車名はプジョーが商標登録していたため、翌64年に発売されたとき車名は911になったが、初代は通称「タイプ901」と呼ばれる。

2代目 タイプ930

1973年、2代目の「タイプ930」に進化する。ターボモデルやタルガ、カブリオレにスピードスターなど、バリエーションが広がる。

3代目 タイプ964

1989年、3代目の「タイプ964」が登場。911初のAWDモデル「カレラ4」がラインアップに加わり、マニュアルシフトモード付きティプトロニックATも搭載された。

4代目 タイプ993

1993年、4年という911としては短いスパンで4代目の「タイプ993」に進化。ライト形状の変更で低くなったフロントフェンダーなど、3代目までに比べるとフロントまわりは大きく変わった。

5代目 タイプ996

1997年に、これも4年のスパンで登場した5代目「タイプ996」は、基本的なスタイルは踏襲するものの初代登場以来初めてのフルモデルチェンジを受け、空冷のフラット6エンジンはついに水冷化された。

6代目 タイプ997

2004年、6代目の「タイプ997」に進化。996をベースとしながら外観は大きく変更された。駆動方式、ボディバリエーション、エンジンなどの種類も増え、豊富なラインアップを誇った。

7代目 タイプ991

2011年、従来型の7代目「タイプ991」が登場。なぜかコードネームは997から991に戻っている。ボディサイズはアップしたが軽量化され、2015年のマイナーチェンジではダウンサイジングターボエンジンも搭載された。

911は1963年のデビューから2018年10月31日までの間に、総計104万9330台が生産されており、その数は今もなお増え続けている。

ポルシェ911(992)の外観

リアにエンジンを搭載したファストバックの2ドアクーペという911の基本スタイルは、1963年の登場以来、まったく変わっていない。むしろ、911の前身である1948年に生産が開始された356から大きく変わっていないとも言えるだろう。

それは、このタイプ992の新型911でも変わらない。

ただし、サイズは従来型のタイプ991よりもさらに大きくなった。ホイールベースは変わらないものの、全長は20mm長くなり、フロントアクスルの全幅はRR(カレラS)/AWD(カレラ4S)とも45mm、リアアクスルの全幅はカレラSで44mm拡大している。

フロントセクションは、1973年に生産された911Gシリーズに見られる伝統的なスタイルを採用し、全欧に向かって長く伸びているボンネットには、ウインドシールド前に特徴的な傾斜が付けられている。911の特徴のひとつ、丸型ヘッドライトは完全新開発の4灯式LEDを採用している。

リアではワンピースのLEDライトアーチが目を引く。エアインテークのフィンは垂直方向に配置され、ハイマウントストップランプも縦型になった。従来型同様に可変式のリアスポイラーも備わる。

また、ドアハンドルはボディと面一化され、接近すると電動でポップアップするタイプになった。

ポルシェ911(992)の内装

サイズは変わったもののデザイン的にはキャリーオーバーだった外観に対し、タイプ992のインテリアはドラスティックに進化した。

911伝統のポディウム(表彰台)風5連メーターは、中央には伝統的に大型のタコメーターがセットされているが、その両脇は浮いているように見えるフレームレスの7インチ自由形状ディスプレイが配置されている。

センターダッシュには、5つのクラシックな形状のトグルスイッチを有するコントロールパネルが、10.9インチのPCMタッチスクリーンがセットされたセンターコンソールに結合している。このスイッチで、ドライブモードの選択やダンパー設定の変更などを直感的に操作できる。

もはやイグニッションキーはなく、キーレスゴーおよびエンジンスタート用回転ボタンが標準装備となる。このボタンは、歴代911のイグニッションキーホール位置と同様、ステアリングコラムの左側に付いている。

シート形状はポルシェ伝統のヘッドレスト一体型だが根本的に改良された。軽量構造により約3kg軽量化され、形状を変更してショルダーエリアのサポートが大幅に改善された。リアシートも改善され、バックレストの高さとシート面の幅がそれぞれ20mm拡大している。

ポルシェ911(992)のシャシー

フロントに245/35ZR20、リアに305/30ZR21という大径の前後異径タイヤを採用し、カレラS/カレラ4Sともフロントのトレッドは46mm、カレラSではリアのトレッドが39mm拡大した。

これにより、リアアクスルのスタビリティが増し、トラクションは向上した。前後異径タイヤはハンドリングをニュートラルかつコントローラブルにするという。

スポーツ性能と快適性を高い次元で両立したポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント(PASM)は改良され、特性がさらに幅広くなったことにより、ソフトな減衰が必要に応じて可能になり、快適性も向上している。

オプションのPASMスポーツサスペンションを装備すると車高が10mm下がり、コーナーでのさらなる俊敏性および高速走行時のさらなる安定性を実現する。

また、常時手動で選択可能なウエットモードプログラムを含む、路面の濡れを感知する世界初の革新的なシステムも搭載された。

タイヤの進化やサイズアップに伴い、シャシのセッティングも新しくなった。ウエットグリップ性能やドライ路面のハンドリング、転がり抵抗も改善された。

リアブレーキディスクの直径は330mmから350mmに拡大され、ブースターは空気式から電気式に変更され、その応答性は最適化されている。

ステアリングのギア比もダイレクトになり、オプションでリアアクスルステアリング(後輪操舵)も用意される。

ポルシェ911(992)のパワートレイン

エンジンは伝統の水平対向6気筒だが、電子制御のウエストゲートバルブを持つシンメトリック構造の大型ターボチャージャー、完全に新設計のインタークーリング、圧縮比のアップと今回初採用のピエゾインジェクションバルブによりエンジンのレスポンス、パフォーマンス、トルク特性、効率性および回転特性がさらに改善された。

その結果、最高出力は従来型より22kW(30ps)向上した331kW(450ps)/6500rpm、最大トルクは3.1kg-m増加した54.0kg-m/2300~5000rpmを発生する。

従来型ではリアフェンダー内に配置されていたインタークーラーはエンジンの真上、つまりエンジンフードの下に移動し、空気の導入および冷却された空気の流れを改善し、冷却効率は大幅に向上した。

可変バルブ制御システムのバリオカムプラスは非対称のインテークカムシャフトを用いて、混合気形成と燃焼が改善され、燃料消費および排出量が低下する。低回転域や低負荷においてエンジンがスムーズになったことで、走行快適性も向上している。

このエンジンに組み合わされるミッションは、いまのところ8速PDK(デュアルクラッチ)のみが発表されている。ポルシェの2ドアスポーツカーとしては初めて8速PDKが搭載され、従来型の7速PDKからすべてのギアレシオを一新し、ワイドレシオ化された。

また、パフォーマンスとドライブプレジャーを向上させるスポーツクロノパッケージも、従来型同様にオプション設定されている。

ポルシェ911(992)の装備

スポーツカーといえども、現代では安全運転支援システムを無視するわけにはいかない。

新型911でも、カメラサポートによる警告やブレーキアシストで、車両や歩行者および自転車との衝突の危険を大幅に低減するアシスタンスシステムを標準装備する。

交通標識認識を含むレーンデパーチャーウオーニングアシスト(車線逸脱警告)、レーンチェンジアシスト、赤外線カメラを用いたナイトアシスト、パークアシストとサラウンドビュー、停止状態から再発進も可能なアダプティブクルーズコントロールなど、一部はオプションだが安全かつ快適に911のドライビングを楽しむための装備が設定されている。

ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント(PCM)は新しいシステムとなり、センターダッシュの10.9インチタッチスクリーンで操作が可能になった。オンラインナビゲーションは、パノラマビューや3Dナビゲーションマップなどが利用可能だ。

オーディオは、標準装備のサウンドパッケージ・プラスのほかにBOSEやブルメスターのサウンドシステムも設定される。

また、iPhoneやアンドロイドのスマートフォンとも連動できる専用のポルシェ・コネクトアプリも用意される。

ポルシェ911(992)の価格/スペック

日本仕様の価格(消費税込み)は、911カレラSが1666万円、911カレラ4Sが1772万円、911カレラSカブリオレが1891万円、911カレラ4Sカブリオレが1997万円となっている。

いずれも、トランスミッションは8速PDK、ハンドル位置は右のみの設定だ。

ポルシェ911カレラS

全長×全幅×全高:4519×1852(ミラー込み2024mm)×1300mm
ホイールベース:2450mm
重量:1515kg
エンジン種類:水平対向6 DOHCツインターボ
排気量:2981cc
最高出力:450ps/6500rpm
最大トルク:54.0kg-m/2300-5000rpm
EU総合燃費:11.2km/ℓ
トランスミッション:8速デュアルクラッチ
タイヤ:245/35ZR20、305/30ZR21
税込み車両価格:1666万円

ポルシェ911カレラ4S

全長×全幅×全高:4519×1852(ミラー込み2024mm)×1300mm
ホイールベース:2450mm
重量:1565kg
エンジン種類:水平対向6 DOHCツインターボ
排気量:2981cc
最高出力:450ps/6500rpm
最大トルク:54.0kg-m/2300-5000rpm
EU総合燃費:11.1km/ℓ
トランスミッション:8速デュアルクラッチ
タイヤ:245/35ZR20、305/30ZR21
税込み車両価格:1772万円

(AUTOCAR JAPAN 編集部)

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