マツダ コスモスポーツ(試作車)
「飽くなき挑戦の歴史 -ロータリーエンジン誕生50周年-」を出展テーマとするマツダは、ロータリーエンジンを搭載する世界初の量産車「コスモスポーツ」の開発途中の試作車を展示。1961年に始まったロータリーエンジンの開発は市販までに6年の歳月を費やしたが、中でも最大の難関だったのは、一定時間運転すると内壁面に発生するチャターマーク(波状摩耗)という大きな問題だった。試作を繰り返し、最終的に高強度カーボン材にアルミをしみ込ませたアペックスシールを開発。この難題を克服して2ローター・ロータリーエンジン搭載車の量産に成功した。