開放感バツグンな前席&自由自在な後席スペース!
「ダイハツ タフト」には新しいワクワクが満載

四角いフォルムには力強さと理屈ぬきのカッコよさがある

「ダイハツ タフト」はダイハツが渾身の新世代プラットフォーム「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」を用いて開発した最新モデルだ。

スクエアなボディの四隅に大径タイヤを配置したタフなルックスのSUVで、もちろん軽自動車の規格に収まっているのだが、街なかで見ると軽自動車とは思えない存在感に驚かされる。初めて実物を見たスタッフの第一声は決まってこうだ。「おおーっ」。なんの「おおーっ」? ともあれソロキャンのグッズを積み込んで出かけた。

四角い。強そう。カッコいい。この日初めてタフトを間近で見てそう感じた。幼い頃に遊んだ超合金と同じで、理屈ではなく直感的に惹かれるカタチだ。

シルエットを真横から目で追うと面白い。垂直に立ったフロントマスク。水平に伸びるボンネット。切り立ったフロントウインドウ。ウインドウ上端からルーフがまた水平に伸び、途中でルーフレールが出てきて一段上がってさらに水平に伸びる。最後にストンと落ちたところがリアハッチ。子供が描いた絵のような純粋さを感じると同時に、計算しつ尽くされた力強さの演出も見てとれる。乗ってみたいと思わせるカタチだ。

ダイハツ タフト ターボG 2WD(フォレストカーキメタリック)
グレードはGターボ、G、Xの3種類。それぞれ2WDと4WDが選択できる。
全グレードでフルLEDヘッドライトを標準装備。最低地上高は190mmを確保し未舗装路でも安心だ。

全車標準装備のスカイフィールトップは後席まで開放感バツグン

丈夫で軽く、出かける時に動きやすいバックパック。それを背負う人の姿をイメージして、アクティブに活動できる軽快さと、荷物をたくさん運べる機能を両立。前席を気分が上がる「クルースペース」、後席は遊びを楽しむ「フレキシブルスペース」として設計。これがタフトのパッケージコンセプト“バックパックスタイル”だ。この発想はなかった。楽しいぞ、タフト。

前席に乗り込んでまず感じるのは、ロボットの操縦席(想像)を思わせるコックピット感だ。メーターフード、エアコン吹出口、9インチスマホ連携ディスプレイ(メーカーオプション)、各種スイッチなどがどれも大小のカクカクしたデザインで、思わず発進時に「行きまーす!」と言いたくなる。ところどころオレンジの差し色が配置されているのは開発陣の遊び心か。内外装デザインに統一感がある。

運転席と助手席は迷彩柄。目立つクルマのシートをいったい何から隠そうとしているのかわからないが、とにかく気分は高まる。たとえ月曜朝で行き先が会社だとしても、ドアを開けた瞬間に元気が出そうだ。

運転席から振り返って後席を見て驚かされる。前席とシートの色が違うばかりでなく、前席と後席で内装色自体が異なるではないか! 前席のシートのベース色やドア内張りがブラックなのに対し、後席のそれらはグレー。嬉しい驚きを何度もくれるクルマだ。

そして最大の驚きは天井にあった。スカイフィールトップと名付けられたガラスルーフの面積が広いのだ。シェードを開けるとオープンカーに劣らぬ開放感と非日常感が手に入る。タフトのフロントウインドウは切り立っているため、ルーフ前端が乗員にとって前の方にある。だからガラス部分もかなり前の方から始まっているから開放感が半端ない。

後ろは前席乗員の真上まで、左右もギリギリまでガラスなので、前席乗員のみならず後席にいても開放感を得られるのが特徴だ。もちろんUV(紫外線)&IR(赤外線)カット機能が備わるため日焼けを気にする必要はなく、思い切り明るさと空の景色を楽しむことができるし、手動式のシェードも備わる。しかも全車標準装備という大盤振る舞いだ。

スカイフィールトップは、エクステリアのアクセントにもなっている。
前席の「クルースペース」は、運転に集中できる空間。気分を高めるデザインと便利な装備が機能的にレイアウトされている
「フレキシブルスペース(後席&荷室)」では、前席の流れをくむデザインテイストを採用しながら、色違いのシートやドアパネルなどを採用して雰囲気を変えている。

多彩なアレンジと使い勝手の良さはダイハツの真骨頂

限られた寸法のなかに“広さ”を盛り込むのは、長年、数々の軽自動車をヒットさせてきたダイハツの最も得意とする分野。タフトにも十分な広さと多彩なシートアレンジによる使い勝手のよさが備わっている。

まず通常の状態では後席乗員の膝前に十分なスペースが広がる。その状態でも荷室にはボストンバッグ2~3個が楽々入るほどのスペースが残るほか、荷室のフレキシブルボードを外すと、床下収納のように新たなスペースが出現するので、スーツケースなどを立てて収納できる。

その際、フレキシブルボードが邪魔にならないよう立てかけられるようになっている。細やかな配慮は日本が誇る軽自動車の真骨頂だ。後席背もたれは分割して倒すことができ、両方倒せば隙間のないフラットで広大なスペースが出現。キャンプ道具も飲み込むほどの広さがあるし、半分倒せば3人乗車と相応の荷物積載を両立できる。

フレキシブルボードはもちろん、後席シートバックも汚れにくく拭き取りしやすい加工が施されている。
フレキシブルボードの2箇所のフックには、ショッピングバッグなどをかけられる工夫が備わっている。

パワフルかつ静か、先進安全&快適機能も抜かりなし

キャンプ道具に撮影機材を積み込んで市街地一般道から首都高を経由して郊外のくねくね道まで一気に走行した感想をひと言で述べるなら「十分」。ターボエンジンのおかげで力強く発進でき、高速巡航も難なくこなす。

エンジンに加え、ダイハツ独自のCVTに秘密があって、高速走行時にはベルトではなくギアを使ってパワーを駆動輪に伝えるので、エンジンのパワーを効率よく路面に伝えることができるのだ。同時に巡航時のエンジン回転数を下げることができるので静粛性が高いのだ。

新たに電動パーキングブレーキが備わり、オートモードにしておけば「P」レンジに入れると自動的にパーキングブレーキがかかる。停車中にブレーキペダルから足を離してもブレーキが保持されるホールド機能も備わり、長時間走行時の疲労低減にもつながる。

またタフトには全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の設定があり、これも疲労低減効果が高い。車内が広く走りも十分で、おまけに高価なクルマ専用だったこうした便利機能がどんどん備わるようになったのだから、そりゃ軽自動車をファーストカーとして使う人が増えるのも当然だ。

おなじみ「スマアシ(スマートアシスト)」の最新バージョンをはじめとする安全面の備えも抜かりない。衝突警報、衝突回避支援、誤発進抑制、車線/路側逸脱警報、車線逸脱抑制などに加え、アダプティブドライビングビーム(ハイビームで走行中、先行車や対向車を検知した時に、部分的に自動で遮光)、LKC(レーン・キープ・コントロール<車線中央維持機能>)など、軽自動車の枠を超え、市販車として先進的な安全装備が備わることで、日常的用途から遠出まで、安心してタフトを大活躍させることができるというもの。

趣味性、特殊性全開のクルマのようで、実は用途を選ばない総合的な性能が散りばめられていることがタフトの魅力だ。

それにしても、まだ人々が屋外で楽しむことを許されるようになって間がないこともあってキャンプ場は空いていた。広々とした敷地にタフトを置いて、隣にキャンプ道具をセッティングすると、完璧なアウトドアの光景が広がった。仕事を忘れ、今すぐ火をおこしたくなった。

レポート:塩見智 / 写真:篠原晃一

LKC(レーン・キープ・コントロール<車線中央維持機能>は長距離ドライブでの疲労を低減。
全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は渋滞時に嬉しい機能だ。
低速から高速まで高効率のD-CVT(デュアルモードCVT)を採用(Gターボ)。燃費はWLTCモードで、ターボ・FF車が20.2km/L、NA自然吸気・FF車が20.5km/Lをマークしている。

スペック

【 タフト Gターボ(2WD) 】
全長×全幅×全高=3395×1475×1630mm
ホイールベース=2460mm
最低地上高=190mm
トレッド 前/後=1300/1295mm
最小回転半径=4.8m
車両重量=840kg
乗車定員=4名
駆動方式=FF
エンジン=水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボ横置
総排気量=658cc
最高出力=47kW(64ps)/6400rpm
最大トルク=100N・m(10.2kg・m)/3600rpm
トランスミッション=CVT(自動無段変速機)
燃料消費率=20.2km/L(WLTCモード)
使用燃料=無鉛レギュラーガソリン
サスペンション=前:マクファーソンストラット式コイルスプリング、後:トーションビーム式コイルスプリング
タイヤ 前/後=165/65R15
価格=160万6000円~(税込)
[タフトはXグレード(2WD) 135万3000円からご用意しております。]
ボディカラー=フォレストカーキメタリック
メーカーオプション=9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ(12万6500円)
ディーラーオプション=メッキパック
・オプションおよび取付費はメーカー希望小売価格には含まれません。
・グレードにより装備や設定内容が異なる場合がございます。詳しくはダイハツホームページ、お近くの販売会社までご確認ください。

フォトギャラリー

ダイハツ タフト ターボG 2WD(フォレストカーキメタリック) グレードはGターボ、G、Xの3種類。それぞれ2WDと4WDが選択できる。 全グレードでフルLEDヘッドライトを標準装備。最低地上高は190mmを確保し未舗装路でも安心だ。 スカイフィールトップは、エクステリアのアクセントにもなっている。 前席の「クルースペース」は、運転に集中できる空間。気分を高めるデザインと便利な装備が機能的にレイアウトされている 「フレキシブルスペース(後席&荷室)」では、前席の流れをくむデザインテイストを採用しながら、色違いのシートやドアパネルなどを採用して雰囲気を変えている。 フレキシブルボードはもちろん、後席シートバックも汚れにくく拭き取りしやすい加工が施されている。 フレキシブルボードの2箇所のフックには、ショッピングバッグなどをかけられる工夫が備わっている。 LKC(レーン・キープ・コントロール<車線中央維持機能>は長距離ドライブでの疲労を低減。 全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は渋滞時に嬉しい機能だ。 低速から高速まで高効率のD-CVT(デュアルモードCVT)を採用(Gターボ)。燃費はWLTCモードで、ターボ・FF車が20.2km/L、NA自然吸気・FF車が20.5km/Lをマークしている。