今回の試走では、一般道、高速道路ともにミニバン特有のふらつきが抑えられていたことによって、「ドライブ中の不安感の少なさ」、「思い通りに走れる気持ち良さ」、「同乗者の快適性」という形でそのメリットを実感することができた。特に、子育て世代が置かれた状況を想定すると、チャイルドシートに座る子供が気になったりして、運転以外のことに気を遣わなければいけないことも多いだろう。その点、家族で便利に使えるミニバンの走りに不安感を与えず、ネガを払拭するタイヤを選ぶことは、価格以上の価値が得られることに繋がるのではないだろうか。
最近では、ミニバンでもハイブリッド車を選択する人が増えているが、静粛性の高いタイヤを選べば、モーターのみで走る時やモーターアシスト時に目立ちがちなロードノイズを抑えることだってできる。さらに、よくよくデータを見ると、エナセーブ RV505の耐偏摩耗性能は「FUNBARI TECHNOLORY」の採用によって、従来の製品より53%も向上しているそうだ。タイヤの倒れ込みが少ないことは均一な摩耗に繋がって、タイヤの交換サイクルが極端に短くなることを免れる。ミニバン用タイヤを履く約2台に1台が偏摩耗を起こしてスリップサインが出る前に交換している(※)実情を踏まえると、このタイヤがお財布に優しいことは一目瞭然だろう。
※出典 ダンロップ調べ 2017年~2018年 n=719
さらに、注目して欲しいのは、低燃費タイヤのラベリング制度に準じた性能が証明されていること。サイズによってランクが異なるが、今回装着した195/65R15サイズの場合、転がり抵抗性能は「AA」、ウエット性能は「b」。つまり、転がり抵抗が少ない低燃費タイヤでありながら、雨が降った場合でも安心して走れるウエットグリップ性能を両立しているのだ。
一輪あたりがわずかハガキ一枚分の面積で路面に接しているタイヤ。今回の試走では、タイヤは選びかた次第でミニバンに求める性能を補うことができることを再確認することができた。家族の安全や快適性など、ドライブライフを豊かにすることを踏まえれば、確かな性能が得られた製品を選んで欲しいと願うばかりだ。
■発売サイズ
13~20インチ/155~245幅/35~70シリーズ
全48サイズ
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