新型アウディA6アバントは操作フィール、乗り心地、運転支援などあらゆる面で完成されていた
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:篠原 晃一
V6ターボと7ATを組み合わせたパワートレーンには、さらにベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)とリチウムイオンバッテリーが加わり、マイルドハイブリッドとして機能して燃費効率を向上させる。
減速時には高い効率でエネルギーを回生してバッテリーに蓄え、走行中には48Vの電源がシステムに電力を供給。55~160km/hの間ではエンジンを停止するコースティングも可能となる。BASはスムーズかつ素早くエンジンを始動することにも寄与することから、アイドリングストップにも好都合だ。
このパワートレーンは存在感を主張するタイプではないけれど、プレミアムカーの心臓としては上出来で、低回転域から力強いトルクを生み出す。同時に、アクセル操作に対しては俊敏に反応し、エンジンとトランスミッションの好連携で、望んだだけの加速を手に入れることができる。このクルマの走りが魔法の絨毯のように感じる理由は、前述の通り快適な乗り心地に依るところが大きい。同時に、ドライバーの意図を忠実に反映してシームレスに加速するパワートレーンの存在も、浮遊感を感じさせることにひと役買っている。
前述のようにレベル3の自動運転は実現していないけれど、控え目にステアリングホイールを修正しながら前を行く車両に追従する機能はさらに作動にスムーズさと繊細さを増したし、直感で設定できるインターフェイスも優秀だ。自動運転とはいかないけれど、長距離ドライブや高速道路の渋滞でドライバーの負担や疲労を低減してくれる能力が、さらに洗練されたと感じた。
機械としての出来のよさに感心するあまり最後になってしまったけれど、室内は広い。身長180cmの筆者が運転席のシート位置を合わせてから後席に座っても、足を組むことができる。荷室もただ広いだけでなくスクエアな形状なので使い勝手がいい。インテリアの設えから乗り心地、加減速のフィール、そして運転支援機能の作動や実用性まで、現時点における自動車の完成型にして最先端である、というのがファーストインプレッションだ。
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