アルファロメオのステルヴィオ ディーゼルはガソリン車にない新鮮なスポーティさをもつSUV
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:篠原 晃一
ディーゼルなのにスポーティという、新たな境地が生まれたと感じた。それがアルファロメオ初のSUVであるステルヴィオに追加された、ディーゼルエンジン搭載の「ステルヴィオ 2.2 ターボディーゼル Q4」というモデルだ。
既にご存知の方も多いだろうが、ステルヴィオはこれまでのガソリンターボ搭載モデルがまるでSUVとは思えない走りを実現している1台。実際に乗ってみると、12:1というスポーツカー並みのステアリングギアレシオ、さらに前後の重量配分も50:50と好バランスなだけに、ハンドリングは鋭く、コーナリングも極めてシャープな反応を見せてくれる。
そんな特性を持っているだけに、ひとたびステルヴィオに乗って走り出すと、まるでクルマの方から走りたがっているような感覚が伝わってきて、ドライバーは知らないうちに走りを存分に楽しんでしまっている……というのがステルヴィオの魅力。
さらにいえば、トップモデルのクワドリフォリオは、510馬力を発生する2.9LのV6ツインターボエンジンを搭載しており、0-100km/h加速タイムは実に3.8秒を実現して、ランボルギーニ ウルスの3.6秒に次ぐ速さをもつSUVでもある。最高速も283km/hを記録する。だからこのクワドリフォリオは、もはや形がSUVであるだけで、走りは完全にスポーツカーと言えるほどになっているのだ。そしてこれはステルヴィオがいかに高い走りのポテンシャルを秘めているかの証でもある。
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