顔も悪路走破性もやりすぎが個性。三菱のMC版デリカ:D5プロトタイプに乗った
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:菊池 貴之
クローズドのコーストはいえ、サーキットとは異なり路面はそこそこ荒れている。それでも、乗り心地がいいことには感心した。前述したようにペースは上がっているけれど、ハイペースで凸凹を強行突破しても、路面からのショックはまろやか。路面の不整が近づいてきて、「来るぞ、来るぞ」と身構えていると、予想より衝撃がマイルドで、いい意味で拍子抜けする。凸凹を越えた後の車体の揺れも、すっと収まる。全体に、ガンガン走れるミニバンという印象だ。
ガンガン走れるという印象は、オフロードコースでさらに強くなる。ちょっとしたSUVでも躊躇しそうな急な登り下りを、涼しい顔でクリアするのだ。慣れたところで、2駆と4駆を使い分ける。2駆では登れない急坂でも4駆に入れるとあっさりと制覇するから、やはり4輪駆動という仕組みは偉大だ。
オフロードコースにはパリ-ダカール・ラリーの優勝者である増岡浩さんがスタンバイしていて、模範演技を披露してくださる。増岡さんの走りを見ると、23度のディパーチャーアングルなど、ミニバンらしからぬ悪路走破性能のスペックを備えていることがよくわかる。ファミリーカーはファミリーカーでも、アドベンチャー・ファミリーのためのファミリーカーだ。その悪路走破性能を、「そこまでやるか!」と思いながら眺める。フロントマスクも悪路走破性能もデリカD:5は「やり過ぎ」なのであり、トゥー・マッチなところが個性だ。
三菱のエンジニア陣は口を揃えて、一般道で試した方が進化の度合いがわかるとおっしゃる。三菱がe-Assistと呼ぶ先進安全装備を含めて、一般道での試乗を楽しみに待ちたい。街の景色を背景にしたり、他の車両の中に混じることで、デザインへの印象も変わるかもしれない。
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