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BMWの新たな頂点8シリーズクーペは優雅な完成度だが新鮮味がほしい

ラグジュアリークーペに相応しいソフトな乗り心地

ポルトガル リスボン近郊で開催されたプレス向け国際試乗会で用意されていたのは「M850i xDrive クーペ」であった。ラインナップは現状、これと「840d xDrive クーペ」の2種類のみとなる。

その心臓はV型8気筒4.4Lツインターボエンジンだ…と書くと、「5シリーズ」や「7シリーズ」からの流用かと思われそうだが、実際にはこのエンジン、クランクケースが完全に新しくされるなど中身はほぼ新設計で、最高出力は530ps、最大トルクは750Nmに増強されている。トランスミッションは8速AT。xDriveつまり電子制御式4WDシステムを介して、パワーは4輪に伝達される。

フロントにそれを載せるボディは、キャビン前後の支持構造にはじまりボンネット、ルーフ、ドアにフロントバルクヘッドまでアルミ製とされ、更にダッシュボード内側を走るリーンフォースにはマグネシウムを、センタートンネルにはCFRPを使って軽量、高剛性化を果たしている。更にオプションでCFRP製ルーフも用意される。減量できるのは1kg程度だが、高い位置での1kgはドライビングダイナミクスに少なくない恩恵があるはずだ。

シャシーは、後輪操舵を含むインテグラル・アクティブステアリング、電子制御式ダンパー、電子制御式ディファレンシャルなどが設定され、オプションで可変スタビライザーを用いたアクティブロールスタビリゼーションも用意される。フットワークはM社の手で入念なチューニングが行なわれたといい、特にキャンバー剛性の確保には大きな注意が払われたという。

M社が手がけたという先入観をいい意味で裏切るのが、その乗り心地の柔らかさだ。ドライビングエクスペリエンスコントロールをSPORT、SPORT+に切り替えても決してガツガツとした感触を伝えてくることはなく、入力を優しく受け止めてくれる。優雅に乗りたいビッグクーペだけに、この乗り味は嬉しい。

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