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4ドア版AMG GTは高剛性ボディが印象的。ライバルはパナメーラ

4ドア版AMG GTは高剛性ボディが印象的。ライバルはパナメーラ

メルセデスAMG GT 63 S 4ドア クーペ

メルセデス風とGTクーペ風を合わせたようなインテリア

大型TFTディスプレイが2枚連結されたワイドスクリーンコクピットを備えた室内の眺めは、GT 2ドアクーペとの共通性は少なく、むしろ最新のメルセデス・ベンツに共通の雰囲気といえる。しかしながらセンターコンソールは、左右に各種スイッチが配されたGTクーペと似たデザインに。このスイッチはそれぞれにTFTディスプレイが埋め込まれていて、モード変更などをグラフィック表示で知らせてくれるが、率直に言ってオモチャ的で、高級感は今一歩である。

もうひとつの新たなフィーチャーがステアリングホイールに設けられたドライブプログラム切替スイッチだ。ダイヤル式のこれを操作することで、コンフォート、スポーツ、スポーツ+などの設定を切り替えることができる。これまではセンターコンソール上にあったスイッチだが、場所が変わるだけで、確かに気分のアガる演出となることは間違いない。

リアシートは3人掛けのベンチタイプ、2人掛けの左右独立のもの、更に大型センターコンソールを備えたVIP仕様とでも言うべきものまで、多くの選択肢が用意される。とは言え、背の低いクーペフォルムだけに背もたれは立ち気味だし、座面も小さく、更にはエギゾーストの音も結構入り込んでくるから、快適性はそこそこというレベルである。

このリアシートの背後には、容量395L+床下60Lのラゲッジスペースが備わる。3名乗車の後席を選べば、左右分割可倒式のバックレストを倒すことで、荷室を最大1324Lまで拡大することも可能だ。

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