ルノー メガーヌ R.S.
スーパーカーやスーパースポーツでもないのにニュルブルクリンクにアタックしそのタイムをセールスポイントに「世界最速のFFマシン」として一躍その名を世界へ轟かせた「ルノー メガーヌ R.S.」。R.S.とはルノーのワークス部門である「ルノー・スポール」のこと。その三代目が日本上陸を果たした。
当時このアタックを見た世界各国の市販車メーカーは「その手があったか!」と思ったことだろう。彼らにしてみればニュルでの開発は当たり前のこと。しかしそのタイムが2リッターターボクラスのセールスにこれほど強く結びつくとは、思いもよらなかったのではないだろうか?
事実、それからはフォルクスワーゲン(ゴルフGTI クラブスポーツ S)、その系列であるセアト(レオン クプラ 280)、駆動方式こそAWDだがメルセデス(AMG A45 4マチック)、そしてフォード(フォーカス RS)と言った面々が闘いに名乗りを上げている。そしてもちろんそこには、我らがホンダ シビック タイプRも含まれている。
しかしルノーが面白いのは、いや正確に言えばルノー・スポールが面白いのは、こうした一大ムーブメントの火付け役にも関わらず、彼らが一番大切にしているのはニュルのタイムではないことなのだ。
では彼らが一番大切にしているものとは何か? それは「クルマを運転する楽しさ」だ。これは開発ドライバーであるロラン・ウルゴン氏がかねてから断言している。つまり彼らはニュル最速タイムを金看板にしながらも、その根底にあるルノー・スポールの魅力を伝えようとしている。そしてそこが既に結論と言い換えても差し支えないことなのだが、他のメイクスと一番違うところなのである。
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