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試乗記 2018.6.6 レポート:小林 秀雄 / 写真:トヨタ自動車

トヨタが採用を広める第2世代版・自動ブレーキを体験して見えたこと

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誤作動もあったが、夜間の認識性能の高さを確認

次なる試乗は、車列の間から突然子供が飛び出してくるところを想定。子供の歩行速度は5km/hに設定されていた。プリクラッシュセーフティはここでも万全で…と言いたいところだが、残念ながら一度だけ誤作動が発生した。最初は飛び出しを認識してシステムがブレーキをかけにいったのだが、何らかの理由により完全停止する前にブレーキがリリースされてしまったのである。咄嗟のことではあったが自分でブレーキを強く踏み、最初からある程度減速できていたことも手伝って、ダミー人形との衝突は回避することができた。

開発者にとっては悔しいことと思うが、個人的にはむしろいい経験になったと言わせてもらいたい。先進の予防安全装備とはいえ決して万能ではなく、必ず衝突を回避できるという保証はないのだ。やはりブレーキはあくまでドライバー自身が操作するのが基本。その大前提をあらためて確認する機会ともなった。2回行った試乗のうち、1回目は正常に衝突回避できたことも書き添えておきたい。

最後は夜間の道路上で立ち止まっている歩行者を検知するシーン。クルマの走行速度は30km/hで、インストラクターが運転するクルマに同乗する形で試乗させてもらった。とっぷりと夜も更け、テストコースには街灯に見立てた照明が一本あるのみ。スタート地点からはダミー人形がどこにあるか確認できないほど真っ暗だった。

いざスタートして、ヘッドライトが照らし出す路面を眺めていると、なんとなく人形の下半身らしきものがぼやっと見えてきたかな…と思った次の瞬間、目の前には全身を照らし出された哀れなダミー人形が! さすがに「ぶつかる!」と肝を冷やしたが、試乗車は強烈な減速Gを立ち上げて、しっかりと停止。何事もなかったかのように衝突は回避された(ホッ)。

これは第2世代TSSから1ルクスまで認識できる高感度な撮影素子が採用されたこと、そして歩行者の下半身を認識するための「下半身辞書」がシステムに追加されたことによる効果だ。筆者も体感した通り、ロービームで走行している場合は歩行者の下半身から照らし出されていくため、下半身だけでも瞬時に歩行者と認識させることで、夜間でもすばやく正確にプリクラッシュセーフティを作動させることができるようになったというわけだ。

トヨタは安全の考え方として、「交通事故死傷者ゼロ」を究極の願いとして掲げている。それは崇高であると同時に果てしないゴールともいえるだろう。TSSもまた、その目標達成のための一環として、性能の向上はもちろん幅広く普及させることにも重きが置かれている。現時点で最新・最良のTSSである第2世代版は、今後発売されるトヨタの新型車に順次展開されていく予定だ。「交通事故死傷者ゼロ」の目標に一歩でも二歩でも近づくために、その絶え間ない進化と精度の向上、そして数ある量販車種へテンポよく標準装備化していくことに期待したい。

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