三菱自動車にとって日本国内では約4年ぶりの新車となるエクリプスクロスが日本で発売された。「エクリプス」とは同社が北米を中心にかつて販売していたクーペの車名で、少なくとも日本では成功したイメージは浮かばないが、「クロス」を付け加えて再登板させたということは、社内的には大事な名前なのだろうか。ともあれ、まもなく行われるメディア向け公道試乗会を前に、クローズドコースでプロトタイプを走らせた印象などをまとめた。
エクリプスクロスは資源の選択と集中を進める三菱が、世界中で市場成長率が高いSUVのなかでも、特に市場が拡大しているのがコンパクトSUVだということに目を付けて開発したモデルだ。同社は北米市場から撤退しているため、もう大きなクルマは要らない。と書いておいてなんだが、全長4405mm、全幅1805mm、全高1685mmと、実はそれほどコンパクトなわけでもない。ホイールベースが2670mmで、アウトランダーやRVRと共通であることからもわかるように、同じ車台を使ってやりくりしながら見せ方を変えているというわけだ。
ウェッジシェイプが強調された外観デザインはなかなかうまくいっていると思う。フロントグリルを中心に、ボディのあちこちにクロームパーツが配置されているが、不思議とイヤなギラツキは感じない。サイドウインドウとCピラーのデザインの妙によって、リアが相当絞り込まれているように見えるが、実際には後席頭上もそれなりに空間が確保されているほか、ラゲッジ容量も448リッターが確保されるなど、実用性は高い。試しにキャディバッグを入れてみたところ、すっぽりと真横に収まった。ただしサブウーファーを取り付けると真横には入らないため、リアシートを倒して積載することになる。
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